涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)高1ひとりっ子男子(2024年4月現在)の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る50代ライターのブログ

相手が聞きたいベストな答えかどうか自信なくても……

今日も道を聞かれた。

2回も。

 

郵便局と交番。

 

どっちも堅いなあ……。

 

だけど、実は、両方ともうまく答えられなかった。

 

どうしてかというと、私の知っている郵便局と交番、どっちも、その場所から少し遠かったからだ。

 

だから、本当に、その人が知りたい郵便局と交番が、私の知っている郵便局と交番なのか、判断がつかなくて、半ば消極的に伝えたら、相手も不安になってしまったようだった。

 

ああ、なんでもっと自信を持って答えなかったんだろう。

 

ベストはわからなくても、ベターならわかることって結構ある。

ベストでないからと、遠慮することで、相手を不安にさせてしまうことも多々ある。

 

「少し歩きますが、私の知っている郵便局は……」

と、今度聞かれたら説明してみようか。

時間とか、距離とか、数字を使ったら、もっとイメージしやすいかもしれない。

 

すごく深く反省するべきことではないけれど、気づきをもらった気がする。

その気づきのために、今日は道を聞かれたのだろうか?

 

とりあえず、そういうことにしよう。

3度目のPTAの卓球の地区大会の結果は……

今日は、本当は、仕事のシフトだったのですが、「PTAの行事があるので、お休みさせてください」と言って、休ませてもらいました。

 

PTAの行事には違いないのですが、すみません、卓球の地区大会でした。

卓球ってなんだか言いにくかったので、まだ言っていません。

機会をみて、「実は……」って報告しようと思います。

お休みさせていただき感謝です。

旦那にも、息子を連れて出かけてもらい感謝です。

 

私がPTAの卓球部に入ったのは、息子が小学2年の6月だったので、もう2年3ヶ月経ちます。

 

地区大会で、2位までに入ると、本大会に行けます。

一昨年、昨年と、2年連続2位で、本大会に行けましたが、いやーさすがに3回連続は難しいだろうなって思っていたら、今年もまたまた、2位になり、本大会の切符を手に入れました!

 

さすがの、メンバーです!

 

嬉しいのですが、なんだか、ちょっと、モヤモヤしているのです。

それは、多分、個人の成績のせいだと思います!

 

個人の成績はこうです。

 

一昨年:3戦0勝3敗(ダブルス2戦0勝、シングルス1戦0勝)

昨年:6戦4勝2敗(ダブルス3戦3勝、シングルス3戦1勝2敗)

今年:3戦1勝2敗(シングルス3戦1勝2敗)

 

人数も増え、ダブルス枠は、新しい人に譲り、シングルスとして3戦出させてもらったのですが、残念ながら、1勝しかできなかったのです。

 

負け方が、なんか自分のいいところが全然出せなくて負けてしまったので、悔しいのです。

ううっ……。

 

でも、課題があるということは、伸び代がたくさんあるということですし、一昨年からずっと、応援に来てくれている友達は、毎年、上達してるって言ってくれたし、もう少し、頑張ってみようかな!

 

練習しているときは、楽しめれば、それでいいやって思うんだけど、試合に行くと勝ちたくなります。

毎年毎年、バカみたいに、そんなバイオリズムです。

 

ああ、私って単純! って思うけれど、試合を自分を成長させてくれる鏡だと思って、頑張ってみます!

とりあえず、本大会を目指して!

 

2週間に1回だった練習が、毎週になり、いつのまにか、1週間に2回とかになって、面倒だなって思うことも多いけれど、考えてみれば、あと2年。

2回しか、そのPTAの大会にでるチャンスはない!

 

高みに挑戦できる環境に感謝!

 

ところで、やはり試合すると、文章を書きたくなるのは、毎度のことのようで、昨年と、一昨年の卓球大会の時のブログがありました。

リンク貼っておきます!

 

果たして、私は少しでも成長できているのでしょうか?

 

 

tearsmile24.hatenablog.com

 

 

tearsmile24.hatenablog.com

 

家族で出かける電車の中の楽しみ

電車の中で、本を読む。

 

家族で、旦那の実家へ行く道中。

 

旦那も、息子も、私も、それぞれの本を読んでいる。

 

読み疲れたのか、途中で息子は、本を持ったまま、私の肩に頭を乗せて、うとうととしているようだった。

 

少し、体制を替え、息子の頭の座りを調整しながらも、これ以上、息子本位にしてしまうと、私がつらくなってしまうという直前でやめる。

 

肩に重みを感じるけれど、躊躇なく、寄りかかってくるということは、信頼されていることなのかと思うと、少し嬉しい。

 

どこまで読んだか、一瞬、わからなくなって、少し戻ったところから読み直す。

 

電車の揺れと、今は、もう何も他のことはできないという拘束感で、電車の中での読書は捗る。

 

帰りの電車では、息子は、自分の読書はやめておいたようで、私の読んでいる本を覗き込んできた。

 

「これはだれ?」

挿絵の写真を指していう。

「これは、太宰治っていう小説家だよ」

「ふーん。じゃあ、これは?」

 

本の本題とは違った質問を投げかけられる。

 

最近は、文字の多い本も読むようになった息子は、私が読んでいる本にも、興味持ってきている。

 

後ろめたさは、ないけれど、覗き込まれると、ドキリとする。

 

結局、行きと帰りの電車では、100ページ程しか読み進められなかった。

 

でも、とても貴重な時間。

 

直接対話をすることも、大切だし楽しいけれど、

「この本面白かったよ! 読んでみて!」

って読書を通してコミュニケーション取れる日も近い気がして、ちょっとワクワクしてきた。

 

『骨を弔う』を読んで

一年前の今頃は、私は、文章の教室で、フィクションを書く勉強をしていた。

 

フィクションを書く、と言っても、長編小説ではなく、あくまでも、原稿用紙15枚程度のショートストーリーだったけれど、それでも、頭を捻りながら、構想を考えて、週にひとつのペースで書いては提出していた。

 

「いいね!」と言ってもらえるものもあれば、「なんの盛り上がりもない」と突っ返されることもあった。

 

最初から、フィクション、物語を書くことを目的に、文章を習っていた訳ではなかったのだけれど、毎週書いていたら、ノンフィクションの面白そうなことは書き尽くしてしまい、恐る恐る、半ば、後ろ向きに挑戦することになったのだった。

 

いくつか書いて、私には、フィクションを書くことは向いていないかもしれないと思った時、生活のリズムも変わり、その文章の教室をやめた。

 

それから、数えるほどしかフィクションは書いていない。

 

また、いつか書いてみよう……。

 

そう思いながらも、日常に忙殺されて、フィクションを書くことが少しずつ過去のものになってきていた。そんな時に出合った、この小説だった。

 

『骨を弔う』 宇佐美まこと・著 小学館

 

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偶然立ち寄った、普段は行かない書店の店頭で、PRの動画を流しながら、猛烈に、勧められていた、この小説だった。

 

装丁と帯、そして、動画に心動かされて、思わず手に取り、衝動買いをした。

 

本を衝動買いすることは、時々、あるのだけれど、その種類は、ビジネス書や自己啓発本が多く、小説は滅多なことでは買わない。

 

それが、どうしても読んでみたくなったのだ。

 

2018年上半期最大の衝撃と感動
 骨格標本が発掘されたことを報じる地元紙の小さな記事を見つけた家具職人・豊は、数十年前の小学生時代、仲間数人で山中に骨格標本を埋めたことを思い出す。
 しかし、それは記事の発掘場所とは明らかに異なっていた。同時に、ある確かな手触りから「あれは本当に標本だったのか」との思いを抱いた豊は、今は都内で広告代理店に勤務する哲平に会いに行く。
 最初は訝しがっていた哲平も、ふと、記憶の底に淀んでいたあることを口にする。
 リーダー的存在だった骨格標本埋葬の発案者・真実子の消息はわからないまま、謎は思いも寄らぬ方向に傾斜していく。

 小学館のHPより

 

スルスルと読み進められた。

文章の教室で習った、読みやすさ、リーダビリティに優れていた。

キャラクター設定も、人物描写も、構成も、素晴らしかった。

展開も、謎が多く、惹きこまれた。

 

まとまった時間は取れなかったけれど、時間ができると、読みたくなり、すぐに読み終わった。

 

これか!

アドバイスを受けても、なかなか書けなかったことが、全てできていた小説に思える。

プロを捕まえて、そんな風にいうのは、おこがましいけれど、素晴らしい小説だった。

 

内容について書きたいが、ネタバレになってしまうことが心配なので、やめておく。

 

店頭で流れていたPR動画は、YouTubeでも見れたのでリンクを貼っておく。

 

全国の書店員さんが、ぜひ売りたいと思っている小説らしい。

 

謎解きミステリーだけでなく、人の後ろ暗さ、弱さ、そして、強さが見られる人間ドラマに溢れた、ある意味、家族小説とも言えるかもしれない。

 

読み進めるのがつらい部分もあるけれど、気になる方には、ぜひ、圧倒されてほしいなと思う。

 

自分が作り出した世界観で、人を楽しませることができる小説家という仕事は、やはり、魅力的だなと、改めて思った。

 

骨を弔う

骨を弔う

 

youtu.be

気づきを重ねて、できるもの

どうして、あの頃、あんなにも、自信満々で、悟りきったように振舞っていたのだろう……。

 

小学生、中学生だった頃の私は、傲慢で、正義感を振りかざし、自分はとても正しいことをしていると思い込んでいた。

 

なぜ、大人たちは、何が正しいのかわかってるはずなのに、それをしないのだろう? と本気で思い、それを口にさえしていた。

 

あれから、大分、年月が経って、大人になった今ならわかる。

大人が、必ずしも、正しいことをしないことを。

 

正しいとわかっていても、できないことがあるんだ。

正しいことだけが正解ではないとわかってしまったからなんだ。

だけど、それが、わかったのがいつかは、よく覚えていないんだ。

 

もしも、あの頃の私に会うことができたら、今、私はなんと声をかけるだろうか?

 

うまく声をかけられるかどうか自信はない。

 

でも、そのまっすぐな気持ちは大切にしつつ、もう少し、もう少しだけ、人のことを許す人になってほしいと思う。

 

人を許すと共に、自分のことも許してほしいなって思う。

 

あ。

でも、あの頃、私の周りに居た大人たちは、苦笑いをしながら、小さな私を、温かく見守り、許してくれてたんだなぁ。

 

だから、私は、のびのびと生き、ゆっくりと、成長できたのかもしれない。

 

大人になったはずの今も、気づかないことだらけで、失敗ばかりしている。

 

だけど、立ち上がり、歩き続けられるのは、あの頃があったからだ。

 

気づくことで、成長できるのだとしたら、まだ私は成長できるかもしれない。

 

あの頃の私に、そして、周りの人たちに、ありがとうを言おう。

 

 

紹介した本を買い求めてくれたこと

昨日は、昔の職場の仲間たちと会う機会がありました。

 

大好きだった先輩が、退職され、関連会社に出向されるのを、お祝いする会でした。

 

久しぶりで最初こそ、少し構えましたが、いつのまにか、昔と同じような空気感でお話できました。

 

本当に楽しい一日でした。

 

一晩たち、嬉しい出来事が2つありました。

 

話の中で、ぜひ、この人にこの本を読んでほしいな! 読んでくれたら、きっと、何かしらいい影響があるんじゃないかな? って感じた瞬間が2回あり、ふたりの方にそれぞれおすすめしたのだけれど……。

 

今日、ふたりから、それぞれ、買ったよ! って連絡をもらいました!

 

いやー嬉しかったです!

 

読んだ先に素敵な時間が待っていることを、私もワクワクしながら、願います(^-^)

 

ちなみにそれらの本はこちら!

 

理由については、またの機会に!

 

 

こねてのばして

こねてのばして

 

 

 

HSCの子育てハッピーアドバイス HSC=ひといちばい敏感な子

HSCの子育てハッピーアドバイス HSC=ひといちばい敏感な子

 

 

 

先生が好きな理由!

私が所属しているPTAの卓球部の地域の試合が、もうすぐある。

 

週2回ある練習日、いつもはなんとか、1回は出てるけれど、今は、試合が近いので、頑張って2回出ている。

 

今日は、試合に出てくれる先生が練習に来てくれたから、お相手をしていただいた。

 

その先生は、運動会前の忙しい中、しかも、10日くらい前に、自転車で転んで負傷したのにも関わらず、人数の少ない私たちのチームのために来てくださったから、とても嬉しかった。

 

嬉しい理由は、それだけでなく、息子の昨年の担任の先生で、私も息子も大好きな先生だったからだ。

 

好きな理由はたくさんあるけれど、練習試合をしながら、そうだ! これだった! って、確信した。

 

試合にも関わらず、私が、サーブを打つと「ナイスサーブ」と言ってくれたり、「わー! すごい!」って褒めてくれるのだ。

私もすごく気持ちがよくなって、

「先生、私も、上手な方にお聞きした受け売りなんですが、『下回転の時は、ラケットを斜め45度にした方がよくて、横回転は、90度』だということです」

と説明した。

すると、先生は

「わー、そうなんですね! やってみます!」

と言って素直に試してみてくださって

「わー! 本当だ! 入りました!」

と喜んでいたので、私まで嬉しくなってしまった。

 

「すみません。20分だけしか練習できなくて」

申し訳なさそうにあっという間にお帰りになったのだけれど、「いやいや、20分しか時間を取れないほどお忙しい中、来てくださっただけで、ありがたいです!」って思った。

 

息子も、同じ校内に居ながらも、なかなか会えなくなってしまった、昨年の担任の先生に会えて嬉しそうだった。

けれど、本当は、もう少し話をしたかったようだった。

何を話したかったのか? 聞いたら、友達が増えたことと、どうにか頑張って過ごしていますということを話したかったようだった。

 

ああ、そうだよな。

誰もが、自分の話を、よく聞いてくれる人に、話したくなるよなって、当たり前のようで忘れがちなことを思い出させてもらった。

 

本当に、聞き上手で、褒め上手な先生!

今の先生は、少しタイプの違う先生なので、なんだかとても懐かしく感じた。

 

ああ、今年も……なんて、先生に会うと、つい思ってしまうけれど、クラスが変わっても、見守ってくださっている思いが伝わってくるから、それだけでも、よしとしないとな。

 

あと、先生と3回くらい練習するチャンスがあるはずだから、私も、負けずに、仲間のことを褒めようと思う。