涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)高1ひとりっ子男子(2024年4月現在)の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る50代ライターのブログ

息子の公立中学校選びが「正解」かどうか不安になっている私へ、もう一人の私が伝えたいこと

来年の4月から息子が中学生になる予定です。

息子の中学校選びについて、親の私が今モヤモヤしており、そのモヤモヤを解消したくこうして文章を書いています。

 

息子は私立や国立、あるいは都立の中学校を受験はしないので地域の公立の中学校へ行きます。

 

だったら、決められた中学校へ行くだけでしょ? 何を選ぶの?

そう思われた人もいるかもしれませんが、現在、都内では割と「自由選択制」の地域が多いようです。

我が家の住む地域もそれに該当しまして、目下、選択票を提出する時期なのです。

 

それで、何をモヤモヤしているのか、というと、「この選択でいいのだろうか?」という不安があるからだと思っています。

 

せっかく「選択」させてもらえる権利があるのに、生じっか「選択」なんてできなきゃいいのに、とちょっと八つ当たりしたい気持ちもあります。

 

自由選択制といっても、住んでいる場所によって、一応学校が決まっています。

指定校、仮にA校としますが、そこへは我が家から大体徒歩17分くらいです。細かな問題というか、噂はありますが、割と評判もよいところです。

 

区内のどこを選択してもいいと言っても、通えなければ困ります。自転車通学は禁止されていますが、電車やバスを使って通えるなら、少し遠くても選んでいいようです。しかしながら、よっぽどの情熱や目的がないと遠い学校を選びにくいなと感じています。

 

そう考えると、我が家の選択肢は、指定校とそれ以外の1校に絞られます。

それは徒歩10分くらいのところにあるんです。

実はこっちの中学校のほうが近いんです。

 

結局、なんだかんだと考えて、わからなくなり、指定校A校に行くことに決めました。

正確にいうと息子が決めたのですが、なんとなく、私が誘導した感じもあります。

 

けれども、我が家の近所の子達は結構その近い学校、仮にB校としますが、そちらを選んだ子が多いのです。

理由は、近所とはいえ、ちょうど通りを挟んで区別されて、その子たちの指定校がB校というのもあるのですが、部活が活発だから、とか仲の良い友達が行くから、とか、近いからとか、そういう感じのようです。

 

ひと月くらい前に、息子というよりも、私が仲の良いママ友に、中学校選びがどんな感じか聞いてみたのですが

「本人が仲の良い友だちが行くところを選ぶと思うから、その意思を尊重する」

という話でした。

「そうなんだね」

そう言いながら、ちょっと切なかったのを覚えています。

というのは、息子には、今の時点で、同じ中学校に一緒に行こうと約束するような友だちがいないと感じているからです。

 

それ以降は、中学校のことはあまり人に相談しなくなりました。

そもそも子どもの問題だし、あまり介入しないほうがいいと思ったのと、考えるのがしんどいのもあったのです。

 

指定校のA校の説明会には私が一人で行き、部活見学には息子と一緒に行きました。A校は部活はそんなに盛んではありません。その代わりに勉強に力を入れている印象がありました。

 

進んで入りたい部活は今のところないようですが、学校の佇まいというか、雰囲気は気に入ったようでした。

 

一方、B校の説明会の日に私は先約がありいけなかったのです。

あとから、やはり予定を変更しても行ってみればよかったと思ったりもしました。

 

息子も私もそれなりに悩みましたが、結局指定校にしたのです。

 

もう決めた。

もう決めたんだからいいじゃないかと思っていたのですが、今もまだ、これでよかったのかなと思うのです。

 

なので、私の中にある「不安」を考察してみたいと思います……。

 

私は確かに不安なのだけれど、そもそも、これは私の問題ではなく、息子の問題なのです。

 

課題の分離をしなければと思います。

 

でも、確実に私には不安があります。

だから

「本当にこの選択でよかったのか、心配なんだよね?」

と私は、もう一人の私に問いかけてみました。

 

すると、もう一人の私は、力弱くうなずきました。

 

そんな私自身にどんな言葉をかければいいだろうか?

 

そうだよね。

だけど、どっちを選んでも、きっとそう思うと思うよ。

だから結果として「こっちを選んでよかった」と思えるように過ごせばいいじゃない。

 

未来を悲観しがちだけれど、必ずしも、悲観的な未来が待っているとは限らない。

 

もしも、何か問題が生じたら、そのときにその問題に向き合っている息子を精一杯応援すればいいんじゃない?

 

大きな問題がなく過ぎていけばいいと思う気持ちもあるよね?

けれども、問題がなく過ぎることがしあわせなことなのかどうかはわからないよ。

 

問題に向き合って乗り越えることで得るものもあるのではないかな?

 

もし乗り越えられなかったら? そう思うと不安だよね。

 

でも、それは、別の道を選ぶチャンスとも言えるかもしれないよ。

 

なかなか自分の意思では変えることのできない人生の方向転換をするチャンスになるかもしれない。

 

そもそも、これは誰の問題?

息子の問題だよね?

 

しかも、まだ何も起こってない。

 

親として、心配する気持ちはどうしても発生してしまうけれど、それを信頼に変えていこうよ。

 

息子に自分で解決する力があると信じて、サポーターでいよう。

 

だから、今は、何でも話せる関係性を作っておこうよ。

 

大丈夫、きっと大丈夫!

 

その通りなのかもしれない。今は、それしかないのかもしれない。

 

自分自身に励ましてもらって少し気持ちが落ち着きました。

 

それでも、息子がHSC(ひといちばい敏感な子)と思われるのもあり、環境の変化に対応できるかなとか、つい心配が募ってしまってます。

 

まだまだ親として未熟な私だけれど、そんな自分もゆるしながら、どうにかやっていこう。

 

昨日の買い物帰りに

「空が綺麗だよ」

と教えてくれた息子の感性を嬉しく素敵だと思いました。

心配を信頼に変えてゆきたいと思います。

 

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