「ぜひ! チャレンジさせてください!」
気がついたら、そう言っていた。
今日のZoomでの打ち合わせの時、なんだかわからないけれど、やってみたい! って思いが湧き上がってきたのだ。
打ち合わせが終わってからも、私は、興奮状態だった。
旦那と、親しい友だちにメッセージを送った。
「文章を書かせてもらえることになったよ! 専門家の方が書いた論文のような文章を一般の人に読まれやすい、わかりやすい文章にするというミッションなんだ! ライターとしての勉強になるし、何より、興味があることだから、嬉しい! ドキドキするけれど、チャレンジしてみるよ!」
半日たった今、無謀な挑戦かな? 私がやらせてもらっていいだろうか? 本当にできるかな? という気持ちも、生まれている。
でもそれ以上に、挑戦したい気持ちが勝っている。
私が、参加したZoomでの打ち合わせというのは、こちらのブログにも10日くらい前に書いた、私がクラウドファンディングで支援させてもらった、あるプロジェクトの仲間との打ち合わせのことだ。
そのプロジェクトというのは、“HSCを守りたい”プロジェクト!
HSCというのは、Highly Sensitive Childの略、日本語では「ひといちばい敏感な子」と訳されている。
この特性を持つ子は、5人に1人存在する。
敏感で繊細、だから不登校になりがちな子供と親がもっと幸せに感じる社会にしたい
その思いに共感し、“一緒に本を作る”という形の支援を私は選んで参加した。
私以外にも多くの人の心を動かしたそのプロジェクトは、最初の目標である800,000円を大きく超え、ネクストゴールである1,300,000円も超え、なんと、2ヶ月で、216人1,335,777円で終了した。
私は支援者のひとりという立場でありながら、その結果に、心を熱くし、とても幸せな気持ちになった。
しかし、そのクラウドファンディングの終わりは、、ひとりの支援者だった私が、ひとりの共創のメンバーのひとりになった瞬間でもあった。
追加で募集された枠で参加したので、すでに“HSC書籍制作プロジェクト”は始まっていた。
Facebookでまずはやりとりをしていたようだけれど、ちょうど、slackというワークスペースを使うことになったというタイミングでもあるようだった。
プロジェクトを主催しているkokokakuさんはとても細やかな方で、後から入るメンバーである私たちや、最初からいらっしゃるメンバーの方にも、声をかけ、馴染みやすいように配慮してくれた。
「まずは、今までのやりとりと見ていただき、いいタイミングで入ってもらっていいです!」
そう言ってもらって、緊張していた心が落ち着いた。
本当にありがたかった。
しかし、Facebookのやりとりを拝見し、私の体は固まった。衝撃を受けたのだ。
それは、想像以上に、メンバーのみなさんが、アクティブに意見を交換していたからだ。
す、すごい……。
しかも、進捗の管理や、仕事の分担などの話も進んでいて、ひとりひとりが自分のできることを進んでやろうとしていた。
圧倒された。
私にも、何かできることは、本当に、あるんだろうか?
slackにすぐに入ることも考えたが、ちょっと様子をみようと思ってしまった。
ちょうど仕事が忙しく、それを言い訳にしながら、数日、slackには入ることができなかった。
気後れしてしまったのだ。
でも……。
すぐにできることは、もしかしたら、何もないかもしれない。
でも、そこに入ってみないことには、何も始まらない……。
そう思って、思いきってslackに入ってみた。
すると、ちょうどその日と数日後に、参加自由の【Zoomミーティング】が企画されていた。
残念ながら、その日は時間的に合わなかったので、数日後、つまり、今日の午前中のそれに参加することにした。
いよいよ始まるのだ!
そう思うと、身が引き締まる思いだった。
恐る恐る、送ってくれたリンクをクリックしてみた。
すると画面から何回か設定に関する質問をされ、繋がった。
あ、kokokakuさんだ!
何を話そうか? なんて思う前に、このプロジェクトを立ち上げてくれたことへの感謝の気持ちが口をついて出た。
参加する前のアンケートで見ていたように、22時ごろに都合がいい人が多いようで、今日の10時の回は、私を含めて3人の参加だった。
多くのメンバーのみなさんとの交流ができなかったのは残念だったけれど、少人数ならではの、ゆっくりとした会話もできた。
その中で、私が、ライティングの勉強をしていたことや、数ヶ月前まで、3年くらいブログを毎日書いていたことなどを話した。
「文章を書くことは好きです!」
今まで決まったことを説明してもらう中で、kokokakuさんの旦那さんで精神科医の方が書かれた専門的な文章を、一般の人にもわかりやすくすることを誰かにやってもらえたらいいと思っているという話を聞いた。
え? じゃあ?
「ぜひ! チャレンジさせてください!」
気がついたら、そう言っていた。
場違いかもしれない。
力不足かもしれない。
でも、私もずっと持っていた「HSCを広めたい! 多くの人に知ってほしい!」という想いを実現する手伝いができるのだと思ったら、手を挙げずにはいられなかった!
まだ、直接お話ししていないけれど、メンバーの中には、さまざまなきっかけ、想いを持って参加している人がいらっしゃる。
お子さんが小さくて、自由になれる時間が少ない中、何かできることはないかと思っている方や、ご自分の得意なことを、すでに発揮されている方もいる。
これから、メンバーの方々と、共創していくことが、楽しみでならない。
できること、やりたいことから、少しずつ、微力ながら、進めていきたい!
出会いに感謝しながら、今、そう思っている。