涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)高1ひとりっ子男子(2024年4月現在)の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る50代ライターのブログ

息子に「保護者からのメッセージ欄を書いて」と言われて

さっき「保護者からのメッセージを書いてほしいんだ」と中1の息子に書類を渡された。

 

自分の振る舞いとか成長を、息子自身が振り返る書類だった。

 

メッセージを書くにあたり、内容を読ませてもらったら、想像以上に冷静に息子が息子自身のことを振り返っていて、できているもの、できていないものを正直に書いていた。

 

その中に「できるようになったこと」というような欄があって、「親に気持ちを詳しく話せるようになった」と書いているところがあった。そして、その理由に「思春期になって心を開いたから」と書いてあってびっくりした。

 

思春期って、どちらかというと、心を閉ざす時期なんじゃないのかしら?

漠然とそう思っていた。

 

でも、思春期っていつ来るんだろう? って思いながら、今は、息子が確かに心を開いてくれている。

 

たくさん話をしてくれる。

 

思春期ってそれぞれなのかも。

 

そうか、今、息子は思春期中なのか。

 

それから「一年後の自分に言いたいこと」という欄があって、そこには「人間関係に悩むと思うけれど、うまくいかなかったら、信頼できる人に相談しよう」って書いてあった。

 

「自分はこう思うよ」って言えること、困ったときに人に頼れることが、できるようになっていることが親として嬉しかった。

 

今現在、学校の成績があまり良くなくて、大丈夫かなって、実は心配な気持ちも大いにあるんだけど、なんかトータルで、息子は大丈夫な気がした。

 

親が想像するようには育たないけれど、育つように育っていくんだなって思った。

 

最近「読書が好きなんだ」と言って、本をたくさん読むようになった息子は、パソコンでよく架空のチラシとかも作っている。

 

「デザインの勉強がしたい」とも言っていた。

 

「親ができることは、成長の邪魔をしないこと」って聞いたことがある一方で、もう少し何かしらのサポートはした方がいい気もするけれど、温かく見守れる親でいたいなと改めて思った。

 

「冷静に自分の成長を見つめていることが素晴らしいと思います。頑張っていますね。これからも応援しています」

 

メッセージ欄にそう書いた。

 

息子へのメッセージだけれど、先生も見ると思って、なんかよそよそしくなってしまった。

けれども、困ったときに相談してもらえるような親でいられたらいいなと思う。

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