涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)高1ひとりっ子男子(2024年4月現在)の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る50代ライターのブログ

他人のブログに自分が作った文章が載っていて思ったこと〜ふみサロエッセイ〜

会員制の文章執筆サロン「ふみサロ」の合評会に今月も参加しました。

 

community.camp-fire.jp

 

ここでは課題本を読んで、エッセイを書き、月に一回会員が集まって合評会を行います。

 

今月の課題本は「楽しく学べる『知財』入門」(講談社現代新書)稲穂健市・著

でした。

 

楽しく学べる「知財」入門 (講談社現代新書)
 

 

こちらが、私が書いたエッセイです。

 

読んでいただけたら嬉しいです。

 

〜他人のブログに自分が作った文章が載っていて思ったこと〜

 

 

昨秋、とある恋愛リアリティ番組を見て、その登場人物の一人に魅了された。彼が口にする言葉の一つひとつが心に響き敬愛の念を抱いた。

 

恋心とは一味違う彼に惹かれる理由を考えてみたくなり、エッセイを書いてnoteにあげた。そしてご本人に読んで欲しくてSNSを使って知らせると、喜んでくれてシェアしてくださった。その結果、私史上一番読まれた記事となった。

 

彼のファンの人たちが「共感しました」「言語化してくれてありがとう」などとコメントやメッセージをくれて、目の前の景色が一瞬変わって見えた。多くの人に読まれること、共感してもらえることがこんなに嬉しいものなのだなと幸福感に包まれていた。

 

ところが、である。

 

ある日、ふと、私と同じような視点で文章を書いている人はいないかなと探した時、ある記事に目が止まった。

私が応援しているその人に惹かれる理由とSNSの反響が続く理由について考察した記事だった。

 

内容が気になり読み進めると、なんと私がnoteに書いたのと同じフレーズがその記事に載っていたのだ。

最初は偶然かと思った。

同じことを同じように思ったんだと思い込もうとした。

けれども私が工夫して短くしたフレーズや少し特徴のある書き方がそのまま載っていたので、どう考えても私の記事を見て参考にしたとしか思えなかった。

記事を書いた人のプロフィールを見ると、同世代の主婦だった。

 

著作権を学ぶ時、自分が誰かのその権利を犯さないようにとばかり考えていたけれど、今の時代ブログやSNSで発信すれば自分の著作権も侵害されることもあるのだと気づいた。

さほど読まれていないブログだからと暢気に暮らしていた。

真似されるのはちょっとだけ嬉しいけれど、やっぱり無断で使われるのは尊重されていない気がして寂しくもあった。

 

この際、著作権についてしっかりと学び、侵害することも避けたいし、侵害された時に適切に対応できるようにしておきたいと思った。