疲れていたのか、麺つゆとしょうゆを間違えてしまいました……。
夏の疲れか、ストレスか、原因が定かではないけれど、最近、体調がいまいちだ。
なんとなく、頭痛がする。
目も充血したり少し目やにも出るので眼科に行ったら「アレルギー性結膜炎」と言われたのだけれど、ひどくならない代わりにスッキリとは治らない。3週間くらい続いている。
夜も一度うとうとはするのだけど、隣に寝ている息子に
「眠れない……」
そう言われて起こされたら最後、こっちが眠れなくなる。
今日は、息子の自由研究の工作の手伝いをしていてお昼にそうめんを茹でたら、めんつゆとしょうゆを間違えてしまった。
息子が、味がおかしい、と言っていて、ハッと思ったらしょうゆだった。
「ごめん、しょうゆだった」
そう言ったら
「マジでふざけんなよ、テメェ」
そう言われた言葉が心に刺さった。
最近息子の言葉遣いが悪くなってきているのは気になっていて、気をつけるように言っていたのだけど、片目をつぶっていたところだった。
それに面と向かって、暴言を吐かれたこともなかったので油断していた。
おそらく、とっさに口癖のように言っただけで、私のことを「テメェ」と呼ぼうとしたわけではなかったのだと思う。
もちろん、口癖のようになってしまっていることの方がさらに良くないとは思うのだけど。
で、それらを冷静に考える余地なく、気づいたら私は泣いていた。
息子が暴言を吐いたことを注意したい気持ちよりも先に、私は傷ついていた。
おそらくその一言だけだったら
「親にそんな口の聞き方しないで!」
と叱れたのかもしれない。
しかし、私にはその余裕がなかった。
それ以前に、「自由研究の手伝いをしている自分」に対して様々な思いがあったからだ。
こんなに手伝ってはいけないのではないか? という罪悪感。
こんなに頑張っているのに、息子にさほど感謝されていない寂しさ。
なんのために?
それに、私は正しいことをしているのだろうか?
そんな風に自問自答しながらも、一度「手伝う」と言ったし、もう作品も完成に近いので、今回はこれでいいのだと自分に言い聞かせながらどうにか気持ちに折り合いをつけながら取り組んでいた矢先だった。
プツンと何かが切れたのだと思う。
悲しみに包まれた。
私が泣くと、息子は驚いて近づいてきた。
「泣いてるの?」
「きついこと言われて傷ついた。疲れているからか、冗談だと流せない状態だった」
「ごめん」
そう言って今度は息子が泣き出した。
「本気で言っていないのはわかってるから。だけど、やっぱりこういうことを言われると人は傷つくよ。だから、友だちにも言わないようにしよう」
二人で泣きながらソーメンを前に鼻をかんだ。
息子の口が悪くなり、怒りっぽくなってしまったのは数年前くらいだ。
仲の良い友達ができて、最初は気を遣ったりもあり、好きなところが見えていたけれど、だんだんと合わない部分や嫌いなところが気にかかるようになってから、特にその子に対して言葉遣いが荒くなった。
ゲームやYouTubeの影響もあると思う。
少し乱暴な言葉遣いが格好いいというか大人っぽい感じに映っているのだと感じる。
ゲームで遊んでいる時の言葉遣いが特に荒い。
そんなこともあり、アンガーマネジメントの本も勧めて、ちょうど昨日読ませたところだった。
とはいえ、中にあるワークまではしっかりはやっていない。
イラスト版子どものアンガーマネジメント : 怒りをコントロールする43のスキル
- 作者: 篠真希,長縄史子,日本アンガーマネジメント協会
- 出版社/メーカー: 合同出版
- 発売日: 2015/07/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
「怒りの感情をコントロールできるようになりそう」
そう言っていた息子だけど、多分、今日も身近な私に対して腹が立ったのだろう。
怒りの感情は「わかってくれるはずだ」と思いがちな身近な人に対しての方が感じやすいと本に書いてあった。
6秒待つことも難しかったんだろうな。
怒りを抑えられずに暴言を吐いたんだ、多分。
確かにしょうゆと麺つゆを間違えてしまったのは私の不覚であり、申し訳なかったけれど、「なんだよーどおりでまずいと思ったよ」くらいにして欲しかったのが、私の本音だ。
しかし、今回このようなことになってしまったけれど、息子にとって、人を傷つけてしまうことがあるんだと、わかってもらうチャンスになったとも言える。
現に、そのあとタイミングよくテレビでこの本を紹介していたらしく、息子が「買いたい」と言ってきた。
8/20に発売したばかりだけど、売り切れで重版がすでにかかっている注目の本だ。
子供にわかりやすく法律を教えてくれる本らしく、いじめとか虐待についても書かれているらしい。
「俺、結構あいつにひどいこと言っちゃてるから、考えてみる」
と息子が言っていた。
それにさっきは、以前に買っていたこの本も読んでいた。
学校では教えてくれない大切なこと 6 友だち 気持ちの伝え方
- 作者: 旺文社,藤美沖
- 出版社/メーカー: 旺文社
- 発売日: 2015/11/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (3件) を見る
いい傾向だと思いたい。
怒りの感情との向き合い方、人間関係の問題は大人でも難しい。
だから、本を読んだからと言って、万事うまく行くかはわからない。
けれども、自分じゃわからないことを本を読んだりして学ぼうという気持ちはいいなと思う。
本ばかりに頼らず、私も親として、人生の先輩として、思ったことは伝えていきたいと思う。
とはいえ、私も未熟だから、それすらうまくできないかもしれないけれど、時には泣いて本音を言いながらでも、気持ちを伝え合って、その後にはまた仲直りができる親子でいたいと思う。