息子のスイミングの進級テストの不合格後の母としての心境の変化
今週の水曜日のことですが、息子のスイミングスクールがありました。
この日は、2ヶ月に1度の進級テストの日でした。
今、息子は平泳ぎを習っていて、25m泳げたら合格するのですが、残念ながら、不合格でした。
合格できなかった理由は、泳げる距離が足りないというより、まだ、平泳ぎの足の動きをマスターしていなかったからのようでした。
同じクラスで仲の良かったお友だちは、ふたりとも合格して進級してしまいました。
しかも、そのうちのひとりは、2つ下の子です。
本人は、悔しくて、悲しかったと思います。
私も、正直、残念で、悲しい気持ちでした。
だけど、息子がスイミングを始めてから4年半のスイミングの進級テストで不合格だったときの中で、一番私の気持ちが落ち着いていました。
不思議でした。
どうしてだろうかとちょっと考えてみたので、それを書いておこうと思います。
まず、私が、「息子のスイミング問題」について、どれだけ心を揺さぶられていたかを知っていただきたいのです。
どれだけ、揺さぶられていたかというと、noteにこんな記事を書いたほどです。
これは一年前に書いたものです。
あれから、一年。
この後、普通のクロールも、背泳ぎも泳げるようになりました。
本当に頑張ったと思います。
今回落ち着いていられたのは、息子の頑張りが伝わってきたことや、早く進んで欲しいというよりも、できるだけ長く、スイミングを続けて欲しいという気持ちに変わったからだと思うのです。
もう、知っている同級生が、スクールにあまりいないことで、物理的、反射的に人と比べることが減っているという理由もあると思うし、とりあえず、クロールは泳げるし、というほんの少しの余裕もあると思います。
私が人間的に成長して、心が広くなったとか、親として懐が深くなったとか、そんな、立派な理由ではないのですが、視点を変えることで、心の状態も変わるんだなって実感したのです。
スイミングを長く続けて欲しいというのは、息子は、あまり運動が好きではないので、運動不足解消の為にも、できれば、小学校卒業まで通って欲しい気持ちもあるからです。
しかし、「25m泳げるようになるまで」「25m正しいクロールが泳げるようになるまで」「平泳ぎが泳げるようになるまで」(平泳ぎの前に背泳ぎを泳げないと進級できない為、結果的に、背泳ぎも泳げるようにならないといけないというカラクリもあり)とジリジリと親の意見で、時期を伸ばして来たものの、いよいよ、平泳ぎが泳げるようになったら、なってしまったら、「わかった! やめていいよ」と言わないといけない状態がやってくるのです。
それが、今回、合格できなかった為に回避されたという、親の都合もあります。
そう考えると、私は、ちっとも、成長していないですね。
でも、4年半前、泣きながらプールフロアを歩いていた息子が、後もう少しで平泳ぎができるようになっているんですもの、やっぱり、通わせて良かったなと思うのです。
息子と行き帰りに、学校のことや、ゲームのことを喋りながら、スイミングスクールに通う道々も、もうすぐ思い出になると思えば、感慨深いです。
いやー改めて、スイミングには、いろいろなことを学ばせてもらっています。
いずれにしろ少なくとも後2ヶ月は、通うことになりそうです。
息子のペースでじっくり習得してもらいたいと思います。
息子の意思で「楽しいから、もう少し続けたい」ってもし思ってくれたら、嬉しいなと思います。