涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)中1ひとりっ子男子の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る40代主婦のブログ

「『自由』にしていいよ!」と言われて、固まる私

息子の夏休みの宿題に付き合いながら、毎年、自分が子どもの頃のことを思い出します。

 

その中で、毎回思うのは、私は本当に『自由研究』が苦手だったな……ということです。

 

『自由』

 

そう言われると固まる自分がいます。

 

解き放たれて、ヤッター! と思うよりは、放り出されて、不安になる気持ちが強いのです。

 

学校というところは、やるべきことが決まっていましたし、あるべき姿もわかったので、それに従って行動すればよかったし、私は短大を卒業して、すぐに銀行に就職したので、銀行もマニュアルがはっきりとある場所だったので、それに沿って行動していました。

 

私にとって「きちんとすること」がある意味、とても楽だったのです。

 

それでは、よくないと思い始めたのは、銀行で働き始めて10年くらい経った頃のことでした。

マニュアルでは対応できない問題を、それまでは、上司や先輩の指示で対処してきましたが、自分がある程度先輩になった頃、聞かれる側になって困ったのです。

自分の判断に自信がなくて、とても不安だったのを覚えています。

 

それでも、なんとか乗り切って、銀行を退職した後、子育てが始まりました。

 

子育ての何が辛いって、答えがないことだったのです。

「育児本」って、学校でいう「教科書」や銀行でいう「マニュアル」のようなものだと思っていたら、とんでもありませんでした。

ただの「ヒント集」「体験談」のようなものでした。

目の前の赤ん坊をどうしたらいいのかは、全く書いていませんでした。

愕然としました。

それでも、保健所や小児科の先生や、ある程度アドバイスしてくれる人もいましたし、いろいろ手探りで読んでいた「育児本」の中に、自分にとっての「超ヒント本」を探し当てたので、それらに救われました。

そして、現在も、目下、子育て中です!!!

 

戸惑いながら、試行錯誤しながら、自分と息子の「いい塩梅」を探し続けています!

 

今も、『自由』は苦手で、息子もその系統? を引き継いで苦手なようです(^-^;

本当は、得意であってほしいけれど、自分でできないことについては、なかなかいいアドバイスができませんね。

 

だから、私自身が、少しずつ『自由』というか、『自分の本当にやりたいこと』に取り組むことで、息子にも、「やりたいことをやっていいんだ!」って思ってもらえるように、行動していけばいいのかなと思います。

 

『自由』が苦手と言いながら、本当に私たちは、恵まれたいい場所、いい時に、生かされているんだとも思います。

『自由』をわざわざ求めなくても、『自由度』はかなりゆるされているんだと思います。

 

そのことに感謝することを忘れないように、進んで行きたいと思います。