涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)中1ひとりっ子男子の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る40代主婦のブログ

子ども対応が苦手な私が、子どもを育てながら味わっている変化

私の周りにいる、息子と同級生のママの中には、保育園で働いている人や、あるいは、小学生が放課後に行く場所(学童とは違って学校内にあり、登録すれば、無料で夕方まで居られる場所)のスタッフをやっている人が多いです。

 

私も「スタッフをやらない?」と声をかけてもらったことがあるのですが、「ちょっと子どもの対応が苦手なので……」と言って何度か断りました。

見た目は子ども好きに見えるみたいです。

 

息子が生まれる前から自分のことを「子どもがあまり好きでない……というか、対応が苦手な人」だと思っていたので、ちゃんと子育てできるだろうか? という不安はありました。

 

それでも、子どもを産んで育ててみたいという気持ちが勝ったので、今に至るのですが、そんな息子も小学5年生になりました。

 

息子が幼稚園くらいの時には、息子の年齢が上がるにつれて、理解できる、つまり、ある程度対応できる子どもの年齢が息子の年齢まで徐々に上がってきたなと思っていました。

その理屈でいうと、息子が大人になる頃には、「全年齢の子ども」に対応ができるようになるのでは? などと密かに期待をしていたのですが、それは甘い考えだったようです。

 

タイプというものがあるのです。

それに性別もあります。

それに、結局は、個性があるので、相性があり、全子どもは無理ですね。

そんなこと、当然といえば当然ですが……。

 

とはいえ、息子が生まれる前よりは、「子ども」そのものに対する見方が変わりました。

「子ども」といえども、人間なので、ちゃんと話して分かり合える人も存在するのです。

 

息子の個性なのか、私の育て方なのか、わからないですが、息子は割と「話せばわかる」子どもです。

HSC(ひといちばい敏感な子)ということもあるかもしれません。

だから、私みたいに「子ども」を「子ども」扱いしにくい人にとってはありがたい組み合わせでした。

 

もちろん、何度話しても、改善しない、やりとりも存在します。

例えば、早く勉強をしてしまった方がいいのでは? とか、早く寝よう! などの呼びかけに対して、「わかった」と言いながら、目の前の娯楽に興じてしまう息子の姿はやはり、「子ども」です。

 

だけど、基本は「子ども」も「大人」も人間であるから、しっかりと、思いを伝えることが基本なんだなってことが、子育てをしながら学んだことの一つです。

 

息子のおかげで、小学生と交流することが時々あります。

見ず知らずの子には話しかけられませんが、顔見知りとか、息子の友だちとかとは話せるようになりました。

 

今日、息子の小学校に用事があって行ったのですが、校舎から出た後校庭を歩いている時に放送室の窓から手を振る女の子が見えました。

今は息子と違うクラスですが、よくうちにも遊びに来てくれていた女の子が笑顔で手を振ってくれていました。

嬉しかったです。

 

子どもってかわいいなとふと思いました。

 

なんで子どもに接する仕事をみんなするんだろう? って思いましたが、心が通じたら我が子とはまた違った形で嬉しいのかな? と想像できました。

 

けれど、私にとっては、大丈夫な子と、対応が難しい子がいると思うので、やはりスタッフはできそうもないですが。

 

私が苦手な感じを受け取る子どもがいるのと同じで、子どももきっと、この人は、あまり子どもが得意じゃないんだなってわかったり、この人は話しにくいなと思うのですが、そんな大人がいてもいいのかなって思います。

 

できれば、なんとなく「この大人は安心できる」と思われて、いざという時に子どもに頼ってもらえる地域の大人では居たいなとは思います。