来年度、お子さんが、
小学一年生になられる保護者の方の
心配事項の上位に位置し、
または、すでに小学校に入学され、
今まさに、
直面している問題の一つに
給食問題があると思います!
好き嫌いが多くて、全部、食べられない
または、
時間内に食べられない
またはそうなるのでないかという不安。
息子も、少食かつ偏食かつゆっくりの三拍子。
入学前は、不安で不安で、
自己紹介もまだ済んでないような、
入学式のあとに、
「あの~、○○の母ですが、
うちの子給食が心配なんです。」
って担任の先生に話しかけたくらい
心配していました。
ありがたいことに、
担任の先生は、穏やかなベテランの女性の先生。
実際に給食が始まり、
しばらくして、
広報委員で学校を訪れた時、
ついでに、聞いてみました。
「あの~、うちの子給食どうですか?
本人に聞いても、
全部食べられないって言ってるんですが…」
「あーそうですね。
かなり残してますね。
それに、ゆっくりですね。」
あちゃーやっぱりそうだよな。
でも先生は、
「でも、だんだん早くなるでしょうし、
食べるようになるでしょう。少しずつですよ。」
って言ってくれたんです。
神様に見えました!
近隣の小学校の様子を聞くと、
給食事情は、学校によって、また担任の先生の方針によって、
違うみたいです。
厳しいところでは、
全部食べないと、掃除の時間まで残されるみたいですし…
もちろん、
時間内に全部食べられるのが理想でしょうから、
どっちが正しいかはわかりませんが、
少なくとも、小学校生活スタートで、
他にも、心配事が山積していたので、
救われたことに違いはありませんでした。
でも、夏休み前も、
「今日、給食どうだった?」
と聞くと、急に無口になり、
「忘れた」とか
「残したよ。」
ってぶっきらぼうに言うありさま。
家庭での食事も、
基本は、食べられるものを食卓に並べるのは、変わらず、
食育の本で、食べなくても、
用意し、声をかけ続けた方がよいと知っても、
なかなか食べないものを用意するのは、
面倒だし、私が辛い。
せめて、大人用に作った食べ物を、
いらないって言われるだろうな~
と予測しつつ、
「食べてみる?」
って一応聞いて、
「いらない。」
「あっそう。」
の繰り返し。
突破口のないまま、
月日は流れていきました。
そんな中、変化が現れたのは、
夏休みが終わるころでしょうか?
いつものように、
「食べてみる?」
って聞くと、
「うん。食べてみる。」
えっ?なんていった?
びっくりしましたが、
食べてみると、
「おいしー、うまっ!」
えーーーっ!!!
びっくり。
私がやったことは、時どき、
「これを食べると大きくなるから。
お母さんはぜひ食べてほしい。」
とは言ってたくらい。
もっと小さいころは、
これ食べさせなきゃって必死で、
でも食べてくれなくて、
我慢して我慢して、
時どき、
「どうして食べないの。せっかく作ったのに!
お母さん悲しいよ!」
って食事中、子どもの前で、号泣したこともあったけど、
途中で疲れて、絶対食べるものしか作らなくなって、
後ろめたさを感じながらも、
キレるより私自身が楽になりました。
そして、ぎすぎすしていた食卓にも笑顔が戻りました。
だから、強いて言えば、
やったことのもう一つは
手を抜いたことですね、きっと(^_^;)
そして、つい最近、
「給食全部食べたよ。」
って言ってきたんです。
「本当?すごいじゃん。」
嬉しくて、抱きしめたけど、
正直まぐれだと思ってました。
でも、次の日も、
「今日も給食全部食べちゃった!」
そして、次の日も。
全部と言っても、
だいぶ量を減らしてくれての全部でしょうが、すごい進歩。
なんで?
嬉しさのとなりで?マークがたくさん????
「どうして早くなったの?」
「あのね、給食食べるのはやい人をみて真似したら、すごくはやくなれたの。」
「へー!!!」
「嫌いなものも食べられてすごいね。」
「一口食べてみたら、うまかったから、全部食べた。」
息子は得意気に説明してくれました。
具体的に、こうすればいいってことは、
実はわかりません。
でも、
息子のように、ひといちばい敏感な子は
味覚もひといちばい敏感なようなのです。
年齢が上がり、味覚も変わってきたのかもしれません。
大きくなりたくて、頑張って食べてみたのかもしれません。
学校で、先生が何かいいことを言ってくれたのかもしれないし、
友だちを見て、自分も食べてみたくなったのかもしれない。
もし、環境が許すのならば、
声をかけつつ待ってみるのもいいかもしれません。
学校が、クラスの先生が、
厳しめの環境の場合の方法の参考にはならないかもしれませんが、
給食が原因で、学校が嫌いになった話も聞くので、
先生に相談してみるのもいいかもしれませんね。
うちの子のケースが、どなたかの参考にもしなれば
嬉しく思います。