涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)高1ひとりっ子男子(2024年4月現在)の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る50代ライターのブログ

給食を食べるスピードと量がアップした話

来年度、お子さんが、

小学一年生になられる保護者の方の

心配事項の上位に位置し、


または、すでに小学校に入学され、

今まさに、

直面している問題の一つに

給食問題があると思います!


好き嫌いが多くて、全部、食べられない

または、

時間内に食べられない

またはそうなるのでないかという不安。


息子も、少食かつ偏食かつゆっくりの三拍子。


入学前は、不安で不安で、

自己紹介もまだ済んでないような、

入学式のあとに、

「あの~、○○の母ですが、

うちの子給食が心配なんです。」

って担任の先生に話しかけたくらい

心配していました。


ありがたいことに、

担任の先生は、穏やかなベテランの女性の先生。


実際に給食が始まり、

しばらくして、

広報委員で学校を訪れた時、

ついでに、聞いてみました。


「あの~、うちの子給食どうですか?

本人に聞いても、

全部食べられないって言ってるんですが…」


「あーそうですね。

かなり残してますね。

それに、ゆっくりですね。」


あちゃーやっぱりそうだよな。


でも先生は、

「でも、だんだん早くなるでしょうし、

食べるようになるでしょう。少しずつですよ。」

って言ってくれたんです。

神様に見えました!


近隣の小学校の様子を聞くと、

給食事情は、学校によって、また担任の先生の方針によって、

違うみたいです。


厳しいところでは、

全部食べないと、掃除の時間まで残されるみたいですし…


もちろん、

時間内に全部食べられるのが理想でしょうから、

どっちが正しいかはわかりませんが、

少なくとも、小学校生活スタートで、

他にも、心配事が山積していたので、

救われたことに違いはありませんでした。


でも、夏休み前も、

「今日、給食どうだった?」

と聞くと、急に無口になり、

「忘れた」とか

「残したよ。」

ってぶっきらぼうに言うありさま。


家庭での食事も、

基本は、食べられるものを食卓に並べるのは、変わらず、

食育の本で、食べなくても、

用意し、声をかけ続けた方がよいと知っても、

なかなか食べないものを用意するのは、

面倒だし、私が辛い。


せめて、大人用に作った食べ物を、

いらないって言われるだろうな~

と予測しつつ、

「食べてみる?」

って一応聞いて、

「いらない。」

「あっそう。」

の繰り返し。


突破口のないまま、

月日は流れていきました。


そんな中、変化が現れたのは、

夏休みが終わるころでしょうか?


いつものように、

「食べてみる?」

って聞くと、

「うん。食べてみる。」

えっ?なんていった?

びっくりしましたが、

食べてみると、

「おいしー、うまっ!」

えーーーっ!!!

びっくり。


私がやったことは、時どき、

「これを食べると大きくなるから。

お母さんはぜひ食べてほしい。」

とは言ってたくらい。


もっと小さいころは、

これ食べさせなきゃって必死で、

でも食べてくれなくて、

我慢して我慢して、

時どき、

「どうして食べないの。せっかく作ったのに!

お母さん悲しいよ!」

って食事中、子どもの前で、号泣したこともあったけど、

途中で疲れて、絶対食べるものしか作らなくなって、

後ろめたさを感じながらも、

キレるより私自身が楽になりました。

そして、ぎすぎすしていた食卓にも笑顔が戻りました。


だから、強いて言えば、

やったことのもう一つは

手を抜いたことですね、きっと(^_^;)


そして、つい最近、

「給食全部食べたよ。」

って言ってきたんです。


「本当?すごいじゃん。」

嬉しくて、抱きしめたけど、

正直まぐれだと思ってました。


でも、次の日も、

「今日も給食全部食べちゃった!」

そして、次の日も。


全部と言っても、

だいぶ量を減らしてくれての全部でしょうが、すごい進歩。


なんで?

嬉しさのとなりで?マークがたくさん????


「どうして早くなったの?」


「あのね、給食食べるのはやい人をみて真似したら、すごくはやくなれたの。」


「へー!!!」


「嫌いなものも食べられてすごいね。」


「一口食べてみたら、うまかったから、全部食べた。」


息子は得意気に説明してくれました。


具体的に、こうすればいいってことは、

実はわかりません。


でも、

息子のように、ひといちばい敏感な子は

味覚もひといちばい敏感なようなのです。


年齢が上がり、味覚も変わってきたのかもしれません。


大きくなりたくて、頑張って食べてみたのかもしれません。


学校で、先生が何かいいことを言ってくれたのかもしれないし、

友だちを見て、自分も食べてみたくなったのかもしれない。


もし、環境が許すのならば、

声をかけつつ待ってみるのもいいかもしれません。


学校が、クラスの先生が、

厳しめの環境の場合の方法の参考にはならないかもしれませんが、

給食が原因で、学校が嫌いになった話も聞くので、

先生に相談してみるのもいいかもしれませんね。


うちの子のケースが、どなたかの参考にもしなれば

嬉しく思います。