涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)高1ひとりっ子男子(2024年4月現在)の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る50代ライターのブログ

今日は、まず息子の希望を優先してみた。しかし、時間は決めて。

いよいよ息子の夏休みが始まった。

今日で3日目。

数えてみたら今年の夏休みは44日間あるようなので、今日を入れて後42日間もある。

 

息子のことは愛しているし、一緒に過ごすのも嫌ではないのだけれど、それでも一日中ずっと一緒に行動するのはしんどい。

もっとも、彼ももう小学5年生なので、一人でゲームをしたり本を読んだり勉強したりできるし、私と行動を全て共にしたいわけでもないようだけど、学校に行っていれば気にしなくていい時間に家にいるとやはりお互いの時間が交差するので、ストレスといえばストレスだ。

もちろん、お互いに、と思っているけれど……。

 

できるだけ早起きをして、まだ家族が起きてこないうちに自分一人で静かにやりたいことをしてしまいたいところなんだけど、起きられる日と起きられない日がある。

夏休み1日目と2日目は起きられたのだけど、今日は睡魔に負けて起きられなかった。

 

起きると共に家事を始めることになり、洗濯物を干し終わった後、さあ、ノートを書こうと思ったら、息子に

「協力してほしいことがある」

と言われた。

何を? と思ったら、彼が取り組んでいるマインクラフトというゲームの中の「街の設計図」を一緒に考えてほしいということだった。

そのこと自体は、やぶさかではないものだったけれど、私としては、最近日課にしている3つのことを午前中の早い時間のうちに取り組んでしまいたかったのだ、本当は。

けれども、夏休みの早いうちから息子との関係や雰囲気を壊したくなかった。

どうしよう……。

少し考えてみた。そして私はこう提案した。

「わかった。協力するよ。ただ、私もやりたいことがあるので、今から30分間時間を測って、その時間だけ、一緒に、設計図を考えるよ。その後、私がやりたいことをさせてもらうけど、それでいいかな?」

「いいよ、わかった」

「その後、君がもう少し一人で設計図について考えることはいいけれど、早いうちに勉強にも取り組んでくれたらいいなと思っている」

「わかった」

 

そうして、30分間、息子にしっかりと付き合って一緒に、設計図について話し合った。

私は夢中になると、子どものものでも意見を言いすぎてしまうので、気をつけながら、息子の意見を聞きつつ、私はこう思う、ということを「参考まで」という言葉を付け加えて伝えてみた。

ある程度参考になったらしく、それに、珍しく、私がスマホもいじらずにしっかりと話を聞いたからか

「お母さん、本当にありがとう」

と言われた。

とても嬉しそうだった。

 

息子の希望を聞いて、一緒に過ごした後に自分のための時間を使ったことによって、スッキリとした気持ちで取り組めた。

ちなみに、日課の3つというのは

①モーニング・ノートの記入

アファメーション(自分自身に対する肯定的は宣言)

③ストレッチ

だ。

約45分間かけて日課をこなせて、それもスッキリした。

 

相手も自分も大事にすることが、今日は一つできたと思った。

 

毎日うまく行かないかもしれないけれど、「時間を決めてしっかり向き合う、その時間はそのことに集中する」ということは結構有効だと思うので、これからも実行したい。

 

息子は、まだ、私と過ごす時間をとても楽しく思ってくれているようだ。

おそらく来年の夏、あるいは、再来年くらいには距離感も違ってくると思う。

 

この貴重な時間を大切に過ごそう。

 

長い夏休みにはイライラすることもあると思うけれど、できるだけ笑顔を過ごしたいなと、今は思っている。