夢中になって、何かに集中していると、あ、出た! と思うことがある。
何が出たかっていうと、それは癖みたいなものだ。
例えば、何かに、夢中になって作業していると、必ず陥るのがいつも以上に「せっかち」になるということ。
チームとか、会社のために、急いでやらなきゃって思っていたはずなのに、ひとりで、焦って、返って、周りを振り回したり、迷惑をかけてしまうことも多々ある。
切ないのは、そのチームとか会社のことを大事に思っているが故の失態ということだ。
あと、「この話ぜひ伝えたい」と思うと、聞き役に回るつもりだったのに、つい、話過ぎてしまって、ハッとする。
大好きな人との会話のときが多いので、こりゃまた切ない。
でも、思うのだ。
せっかちになってしまうほど、夢中になれるものがあること、「どうしても伝えたい話」と「どうしても伝えたい人」がいることは、本当にありがたく、素晴らしいことなんだということを。
でも、もっと、ありがたくて、嬉しいのは、私の癖を認めて、ゆるしてくれること。
「ああ、また、悪い癖が出ちゃったよ……」
そう言った私を、笑ってゆるしてくれる仲間がいることに本当に感謝している。
私は、せめて、癖が出たと、自分で気づいた時には、冷静になって、その場でできる限りのリカバリーをすること。
深呼吸をして、また、コツコツとできることをはじめてみる。