涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)高1ひとりっ子男子(2024年4月現在)の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る50代ライターのブログ

今週のスイミングの進級テストの結果は?

 

今週の水曜日は、息子が習っているスイミングの進級テストの日でした。

 

朝から嫌がるかと思っていたら、観念したのか、テンションは低めだったものの、不満を口にするまでには至らず、粛々と、学校の準備をして登校しました。

そして、帰ってきてからも、好きなYouTubeはいつも通り見ていましたが、特に嫌がらずに、スイミングスクールに行く準備をしました。

 

私は、そのことを少し不思議に思いながらも、勘ぐって、気持ちを乱すのも違うと思って、特に何も言うことなく、その時は、その場にいました。

 

この日、スクールに行く道々、息子はいつもにも増して不安そうでした。

「どう? 感覚的に、合格しそう? それとも難しそう?」

私が尋ねると

「半分半分」

息子はそう言いました。

「そうか……」

 

私はその時、息子には大変申し訳ないことに、なぜか、今回もきっと合格しないんだろうなって思っていました。

お友だちが合格したのに、息子が合格しなくて、寂しくなって泣いている情景が目に浮かんでしまいました。

だから、なんて言おうか迷って

「結果がどうあれさ、精一杯やればいいよ! もしも、今回、ダメでも、次はきっとうまく行くと思うからさ。精一杯泳いできな!」

そう言って、前倒しで慰めてしまいました。

多分、私自身が、傷つきたくなかったんだと思います。

 

しかし、結果は……なんと! 合格でした!

 

 

片方だけで息つぎをする「初期クロール」から、両方で息つぎをする「クロール」へステップアップし、合格できました!

 

息子が、コーチから合格を告げられると、2階にある、私の座っている見学席に向かって、親指を立てて、グーというポーズを見せてくれました。

私は、多分、驚いた顔をしていたんだと思います。

すると、今度は、満面に笑みを浮かべ、両手で頭の上に大きく丸を作ってくれました。

大人しめの息子がそんな全身で喜びを表すことなんて滅多なくて、合格したことも、その姿が見られたことも、本当に嬉しかったです。

 

最近も、息子は、相変わらずスイミングに行くことは嫌がっていましたし、好きになったわけでもないと思いますが、毎週のように「嫌だ! 早くやめたい!」と言いながらも、一度プールに行けば、本当に一生懸命に取り組んでいました。

 

少し前に

「やらされてるのが嫌だ! お父さんと日曜日にいくプールは楽しい! 自由に泳げるから!」

息子がそう言いました。その時、

「そうなんだね! それは、わかるけど、自由に泳げるようになったのは、嫌なのを我慢して練習したからなんだよ!」

私がそう言うと、息子はしばらく黙って

「うん」

と言いました。

そんなことがありました。

 

ちょっと意地悪な言い方をしちゃったかな? と気にはなったのですが、息子なりに、思うことがあっていい刺激になっていたらいいなと思います。

 

また、帰り道に

「好きなこととか、得意なことをさ、ぐーっと伸ばしながらさ、苦手なことも少しずつ克服して行ったら、見える世界がぐんと広がるよ!」

そう言った私の言葉に

「そうか」

とも言っていました。

そして

「本当によく頑張ったね! 頑張った成果が出て本当に良かったね!」

と伝えました。

 

「結果よりプロセスだ」という言葉が頭をよぎったけれど、結果が出た時は、それを褒めても、多分、きっと許されると思って、思い切り褒めました。

 

また年明けから、スイミングが始まって、多分、久しぶりで面倒臭がるとは思うけれど、嫌だな〜の中にも、少しでも、楽しい! やった! できた! があることを祈りながら、息子と約束した、「平泳ぎができてスイミングをやめる日」まで応援し続けようと思います!