涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)高1ひとりっ子男子(2024年4月現在)の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る50代ライターのブログ

AEDの講習会に参加して学んだこと【後編】

【前編】のつづき…


AEDを用いた応急手当の要領と手順を
紹介したいと思います。


仰向けに横たわっている

傷病者の左側から
近づいた場合について書きます。


※まず、周囲の安全を確認します!

「周囲の安全よし!」


①左手で、傷病者のおでこを抑えながら、
右手で、手前の肩(傷病者の右肩)を
たたきながら
「わかりますか?」など
3回くらい声をかける。



②反応がなかったら、
大声で
「誰か来てください!人が倒れています。」
と、助けを求め、
119番通報と
AED搬送を
依頼します。



③胸と腹部の動きを見て、
「普段どおりの呼吸」をしているか、
10秒以内で確認します。



④普段どおりの呼吸がなかったら、
すぐに胸骨圧迫を行います。


ここで、押すところは、
心臓の真上になります。


心臓が動いていない状態では、
心臓がぺったんこになってる
イメージなので、
胸が、
5㎝沈むくらい押します。


押すことによって、

ポンプのようになり、

血液が循環するというわけです。


手は、
片方の手の甲に
もう片方の手のひらをつけて、
両手を重ねた状態で
上の手の指を
下の手の指の間に絡め
両手で押す感じです。


この時、
押す位置が違うと、
肋骨が折れてしまったり、
みぞおちを
押してしまうことになるので、

しっかり胸の真ん中を、
押します!


傷病者の体に膝を近づけ、
たち膝で、
足の指も地面につけ踏ん張りをきかせ、
全身の力
押す感じです。


長時間押すので、
無理のない程度に
でもしっかり
一定のリズムで押します。


指導してくれた消防士さんは
ユーモアのある人で、
「もしもしカメよカメさんよ~」とか
ドラえもんの歌」とか心で歌いながら、
押すと、
長時間できますとか言ってました(^_^;)


それから、
人工呼吸、
いわゆる、マウストゥーマウスは、
感染症や嘔吐物の関係で、
やらなくてもいいということでした。


やっても吹き込む酸素の量が
それほど多くないので、

リスクを冒してまでやる
意味があまりないみたいです。


AEDが到着するまで、
胸骨圧迫を続けます。


真剣にやると、
手も痛くなります。

だから、一人2分くらいで、
他の人がいれば、
交代でやった方がいいみたいです。


救急車が到着するまで、
平均約8分くらいかかるそうです!


AEDが到着したら、
まず、電源を入れます。
(ふたを開けると自動的に
電源が入る機種もあります。)



⑥電極パッドを胸に張ります。


ここで注意点ですが、
必ず、素肌に貼ってください


体が汗などで濡れていたら、
タオルなどで拭き取ってください。
(タオルもAEDのキットに
入っていることが多いようです。)


その際、

倒れている人に意識がなくても、
「服を脱がせますね。失礼します」
などの礼儀も忘れずに!


もし脱がしにくい場合は、
AEDのキットの中に

はさみが入っているそうなので、
1分1秒争うときは、
服を切ってしまうこともあるようです。


よく、女性だからと、気を使って、
何か羽織らせてしまうと、
静電気が起きて、
火がついてしまう
ことがあるみたいです。


ですから、
野次馬から守るために、
人間バリケードを作ったり、
ちょっと体で隠してあげるのも有効みたいです。


この時、自分以外に手伝ってくれる人がいれば、
その人に、胸骨圧迫をやってもらって、
自分がAEDを操作します。


電極パッドを貼る位置は
電極パッドに書かれた絵のとおりに、
皮膚にしっかりを貼ります。


もし、ペースメーカーなどが入っていたり、
けがをしている場合は、
そこを避け、
絵のとおりでなくても、
心臓を挟んで、

対角線上に貼ってもいいみたいです。


例えば、
小児は、小さくて、
パットが重なってしまう
(絶対に重なってはいけない)
ので、
心臓の真上と背中でもいいですし、
腋の下のすぐ下の胸の左右の側面でも

いいみたいです。


⑦電気ショックの必要性は、
AEDが判断するので、

判断中は傷病者に手を触れずに

メッセージを待ちます。



⑧電気ショックが必要な場合、誰も傷病者に

触れていないことを確認したら、
点滅しているショックボタンを押します。


電気ショックをあたえると、
5㎝くらい浮き上がるようです!
電気ショックのエネルギーは、
電車を一両動かすくらいの力があるそうです!


※心肺蘇生とAEDの手順は、
救急隊に引き継ぐか、
何らかの応答や目的のあるしぐさ
(例えば、嫌がるなどの体動)が
出現したり、
普段通りの呼吸が出現するまで続けます。


以上が手順と要領です。


少しは伝わったでしょうか(>_<)?


せっかく、AEDのこと知ってみようと思ったのに、

よくわからなかった方は、

もしよろしければ、

図などで説明してある以下のHPはいかかでしょうか?

参考までにリンクはっておきますね!


公益財団法人日本心臓財団


AEDが、指示してくれるから、
練習の必要はないのかな?と
思っていましたが、
やはり、実際やってみると、
知っておいてよかったことばかりです。


ぜひ、みなさんも、
お住まいの自治体などで行っている
AED講習に行ってみて
いただきたいと思います。


その他の情報をもう少し、


AEDは大人モードと
小児モードがあるみたいです。
小児モードは、
エネルギーが、
大人の1/3みたいです。
大人に小児モードを使ってしまうと
効果がないようなのでご注意ください。


・交通事故などで、
道路の真ん中などに
倒れてる人は、
安全確認をしながら、
道路の端など、
安全な場所に動かして

いいそうです。


どこかで、
例えば、脳の損傷などがあるかもしれないから、
動かさない方がいいと聞いた気がしたのですが、
それは、昔の話って言っていました。


・もし布団の上に倒れている人が寝ていたら、
床などにおろしてください。
なぜかというと、
布団ではエネルギーを吸収してしまうようなので
ご注意ください。


それから、
講師の消防士さんのほめ達的な発言が
ひとつありました。


自分が、
応急手当て中に、
誰かに手伝ったもらうとき、
「じょうずですね~続けてください!」
などというとやる気になりますから、
ぜひ言ってください、
とのことです。


そんな緊急事態に
余裕があるかわかりませんが、
頭に入れておきたい話でした(^_^;)


一部のデータでは、
AEDを使うと、
75%くらい
助かるそうです。


この知識が、
必要な事態にならないことを
希望しますが、
これを機会に、
AEDの場所を確認することから
始めようと思います!

最後まで読んでいただいて、
ありがとうございました(*^。^*)