涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)高1ひとりっ子男子(2024年4月現在)の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る50代ライターのブログ

なかなか歩き出さないのは「気持ちの問題」かも?

だいぶ、さかのぼりますが、

息子が、1歳の頃、
つまり、約6年ほど前、
周りにいる同じ月齢くらいの子が
どんどん歩き始めました。

早い子は、10ヶ月くらいから。
おおかたは1歳3ヶ月くらいまでには、
よちよち歩きから、
中には小走りくらいまでになり、
ボールを追いかけてみたりして
楽しそうでした。

息子は、ハイハイの時期が長く、
つかまり立ち、伝い歩きも遅く、
そろそろ、歩かないかなぁと思っても、
全く、手を離す素振りもなく、
月日ばかり過ぎて行きました。

いよいよ、心配になり、
1歳4ヶ月くらいに保健所に相談すると、
歩くことに詳しい医師が
発達がゆっくりな子を見るためにくる日が
あるから、よかったら見てもらいませんか?
と声をかけていただき、
予約しました。

何か問題あるのかなぁ?
とドキドキしながらその日を待ちました。
当日、順番になると、
そこには、医師を引退されて
保健所などを回ってるのかしら?
と思うくらいの年配の
男性がいらっしゃいました。
人見知りする息子も、
かなり警戒しながらも泣くことはなく、
診察に入りました。

おもちゃであやしながら先生は、
息子の膝を木槌のようなもので
軽くたたいてみたり、
足の作りを確認したりして、
一言、
「足に悪いところはないから、
あとは、彼の気持ちの問題。」

えっ!気持ちの問題って、
1歳の子に歩くことに対して
必要な気持ちってあるんだ!?

「慎重なんだよね。
でも、大丈夫。
絶対歩くようになるから。」

それでも、
唖然としてる私に先生は、
「人間はね、
一度歩くようになると、転んでも、
必ず、立ち上がって歩こうとするんだよ。
歩くことをやめないんだよ。
だから、大丈夫。
もう少し、待ってあげて。」

一字一句は、覚えてないけど、
そのようなことを言われ、
少し勇気をもらいました。

それからも、
息子はなかなか歩こう
という気持ちにならないのか、
伝い歩きとハイハイばかり。

室内遊びよりも、外遊びが多くなった
同じぐらいの月齢の子たちとは、
自然と疎遠になり、
あまり遊ばなくなりました。

少し孤独を感じながらも、
一緒に外に行っても、
座ってばかりの息子と、
お友達を比べ、
「うちの子まだ歩けないんだよ」
と自虐的に語り、
作り笑いを浮かべるよりは楽でした。

今思えば、泥んこになったって、
ハイハイだって、
一緒に遊ばせればよかったかな
とも思いますが、
その時は、
気持ちに余裕がなかったのです。

そんな中、支えがなくても
立つことができるようになりました。

そして、ある日、
テレビを夢中になっていた息子は、
テレビを見ながら、
一歩前に出ました。

「あれ?今歩いたんじゃない⁉️」
やったー‼️

それは、まさに、
うっかりしちゃった、
うっかり歩いちゃったみたいに!


先生が、気持ちの問題って
言われただけあり、
あまり、よちよち歩きはなく、
自分は歩けると気づいたからか、
急にスタスタ歩き出しました!
実に、1歳6ヶ月のことでした。

もし、今、お子さんが、
なかなか歩かず悩んでるパパママがいらしたら、
焦らなくて大丈夫って伝えたいです!

すごく気になるなら、
保健所などに相談して
調べてもらうのもいいと思います。

そして、問題ない、
だけど、息子のように、
まだその子にとっての時期じゃない時は、
ぜひ、
笑顔で待ってあげて欲しいです(^-^)

待たされた分だけ
喜びはひとしおです✨