最近、折に触れて、感じることがあります。
それは、
今、輝いている人、例えば、著名な方たちって、
その方の歴史を聞くと、
最初からできている人、
あるいは、特に努力をせずにそこに居る人って
意外に少ないのではないかな?ということです。
もちろん、その道の才能の種は持っていただろうけど、
「まだできていない」状態があって、今がある。
そういう方の方がむしろ多いのかもしれないと感じます。
やらない方がいいってわかっているけれど、
つい、人と比べて、落ち込んでしまったり、
「今、できない」ことを目の前にして、凹むことってあります。
今日は、ちょっとそのことについて考えてみます。
子育てをしていて、むずかしいと思うのは、
「自分が無意識にできてしまっていること」
あるいは、
「『まだできていない』状態を忘れてしまっていること」って、
教えにくいということです
逆に、
「こういう練習をしてできた」、
「できてなかったけれど、だんだんできるようになった」
ということを覚えていることは、
息子の可能性と成長を信じてあげて
比較的心穏やかにサポートできる気がします
私は、正確には、
自分が小学生の頃のことを覚えていないのですが、
いわゆる学校の机の勉強は、
あまり努力した覚えがないけれど、
それなりにできました。
だから、息子に、特に、国語で、
わからないと言われると、
言葉にしないまでも、
「なんでわからないの?どこがわからないの?」と
言いたくなってしまう。
《わからない》が、わからない。
でも、体育は苦手で、
例えば、逆上がりは、
全然できなくて、すごく練習したから、
息子に
「今できなくても、練習すれば、
絶対できるようになるよ。」
って応援してあげられる。
やり方を忘れてしまってるので、
教えるのは大変ですが・・・
自分がなんなくできてしまうと、
他の人ができないことに
「」をつけがちな気がします。
だから、
「今、できない」を
「まだできていない」と捉え、挑戦することは、
自分にとってもいいことだし、
時に、
人に勇気をわけることもできるかもしれない
残りの人生の時間は、限られているから、
「今、できない」ことの中で、
「できるようになりたい」ことを絞り、挑戦すると、
ワクワクしながら過ごせるような気がしてきました
もしも、仮に今、すべてのことができて、完璧だったら?
チャレンジする課題も、解く問題もなく、
つまらないかもしれない。
そう思うと、
不完全であること、
「まだできてないこと」がたくさんあるってことは、
それだけ挑むチャンスがあるってこと
興味を持ったら、とりあえずやってみる
もしかすると、いつか、
それが「強み」に変わるかもしれないと思うと
ワクワクしてきました