涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)高1ひとりっ子男子(2024年4月現在)の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る50代ライターのブログ

小5の息子の初めての移動教室!

ここ数日、いろいろあった。

息子の小学校の田植えの手伝い、PTA会費集金日前の準備、息子の移動教室の荷物準備などなど。

 

今日から息子は2泊3日で移動教室に行った。

バスで3時間くらいの区の宿泊施設。

私が小・中学生の時にも行ったところで馴染みはあるんだけど、いかんせん、息子は親と離れて泊まるのは幼稚園のお泊まり保育以来初めて!

 

親子共々不安でいっぱいだったけれど、息子の「楽しみ」な部分に焦点をあて、笑顔で準備を進めていた。

 

昨夜から「怖いなー」って言い出したから、「そうだよね、気持ちわかるよ。だけど大丈夫だよきっと」と言うしかなかった。

 

今朝も「あー怖いなー」って言っていたから、「じゃあ3日分のハグをしよう!」と言って、ぎゅーってハグしながら「いろいろ不安もあると思うけど、きっと大丈夫だし、もし何かあったら先生に相談すれば大丈夫だからね。お母さん、ずっとうまくいくように祈ってるからね」と言った。

息子は頷いていた。

 

荷物を自転車に積んで学校の側まで、友だち親子と一緒に運んだ。

出発式を見て、バスに乗り込む所も見た。

バスの座席に座った息子は笑顔だった。

バスが動くまで何度も手を振り合った。

 

バスの扉が閉まり、エンジンがかかり、バスがゆっくり動き出した。

さっきよりも力強く手を振った。

 

バスの背中が小さくなった。

出発したんだな、と思って大きく深呼吸した。

 

私と同じく見送りに来ていたお母さんたちが「またね」と言いながら散り散りに去って行った。

 

家に帰って、旦那に「出発したよ」と言って窓越しに手を振る息子の写真を見せた。

「笑顔でよかったじゃない」

「うん」

 

学校に行ったのと同じ状態のはずなのに、なんだか家ががらんとしているように感じた。

 

無事帰って来ますように、願わくは、楽しんで帰って来ますように。

 

今日はせっかくだから有意義に過ごそうと焦ったんだけど、結局、いつもと同じ洗濯と買い物をした。

ちょっと違ったことは、近所の広い公園の中を、自分自身と対話をしながら散歩したことと、母に電話したことだった。

それでも時折、息子は今頃何をしているのだろうか? と考えた。

 

旦那が「今日は、寿司でも取れば」と言ったけれど、今日はなんとなく、息子がまだ食べられないセロリを使った料理が作りたくなった。旦那も好きなセロリと牛肉のチャーハン。

「今日は、あのチャーハンを作ってみることにするよ」

「お、いいんじゃない」

 

これからそれを作ろうと思う。

いつもより夕飯を作り始める時間が押してしまった。

 

息子は、今頃夕食を食べているはずだ。

そのあとは、例の肝試しか……。

どうにか頑張ってくれ……。

 

無事1日を終えるように、母は祈る。