涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)高1ひとりっ子男子(2024年4月現在)の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る50代ライターのブログ

父からのメール

今、父は入院しています。

約一週間前に、脳梗塞を起こしたからです。

それでも、梗塞を起こした場所や受診するまでの時間が幸いして、回復してきました。

リハビリはしているようですが、一人でシャワーも浴びられるし、点滴の量も減ってきたようです。

 

入院後、母には早くからメールをしていたようで、病院食の写真や、元気だという証拠の自撮りまでして送っているようでした。

ちなみに自撮りは、見舞いに行った兄が教えたそうです。

片や、目が見づらくなっている母は、その写真をあまりしっかり見られないようですが……。

 

その父から、今日私宛にメールがきました。

そのメールの内容は、私の心をチクリと刺しました。

 

題名:この間は、見舞い有り難う

 

元気になったよ

毎日リハビリにかょています。その間にいろいろな検査があります、

俺からのお願いだけど、〇〇(母の名前)も何も趣味らしきものが、出来ないので話し相手が有るのが一番楽しそうだからミカも忙しいだろうけど

頼みごとの時だけでなく考えてやってくれたらなーとおれはおもう。

\(^-^)/

原文ママ

 

私がチクリとしたのは、「頼みごとの時だけでなく」というところでした。

そうなのです。私は確かに「頼みごとの時だけ」よく連絡をするのです。

よくないなと思いながらも、どっぷり両親に甘えていたのですが、そこをチクリと刺されたのです。

母は、絵手紙、詩吟、太極拳ちぎり絵、裁縫、山登り、ウォーキング等々、本当に多趣味な人でしたが、視力が落ちてから、何をするのも億劫になったようで、無趣味になってしまったのです。

 

父にすぐ返信しようかと思ったのですが、ちょっと罰も悪く、そのままにしていました。

夕食が終わり、ふと、母に電話をしてみようと思いました。

 

用もないのに電話をするのは久しぶりでした。

一応「お父さんからメールきたよ。元気になったって」と言い、主に父のことを話しました。

どうしようか迷ったのですが、やはり言おうと思って、父からのメールの内容を話しました。

「そうだったの。忙しいのにわざわざごめんね。ありがとう」

そう言いながらも嬉しそうな声でした。

 

そのあともう少ししゃべってから電話を切ろうとしたら

「でもやっぱり電話もらって気持ちが明るくなったわ。電話くれると嬉しい」

と言っていました。

 

電車で2時間かかる旦那の実家に住んでいる義母は、よく「寂しい。寂しい」と言います。

「1ヶ月には1回は来てね」と言われているので、家族3人でなるべく行っているのです。

一方、私の実家は徒歩で40分くらいのところなのですが、息子を預かってもらう時とかお正月とかしか行っていないのです。

 

そうだよな。もう少し気にかけないとな。

 

これを機に、顔を出したり電話をする回数と増やそうと思いました。

 

母の電話を切ったあと父にメールをしました。

でもなんとなく謝るのも嫌だったので、ちょっと淡白なメールを送りました。

 

題名:よくなってきてよかった

こんばんは!

メールありがとう!

よくなってきてよかった😊

お母さんに電話してみたよ!

声かけてくれてありがとう!

なるべく電話や顔を見せる回数を増やすようにします🙇‍♀️

 

みか 

 

 可愛げがない娘で申し訳ないけれど、今日はこれが精一杯でした。

 

間接的に、父と母が思い合っているのを感じ嬉しい思いもしました。

これからも、大した親孝行は出来ないと思いますが、今よりは気にかけようと思います。