涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)高1ひとりっ子男子(2024年4月現在)の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る50代ライターのブログ

我が家のドタバタと本の紹介!

今日も、私は、仕事でした。

私は、家から、電車に乗って職場に通っているので、仕事が定時に終わって、真っ直ぐ帰るとちょうど息子が帰ってくる5分前に家に着くのです。

だから、息子が少し早く帰ってきたり、私が少し遅く帰ってくると

「お母さんがいない」

という状態になるので、2ヶ月前に働き始めた時に、小3の息子に鍵を持たせました。

これでドアの前で待ちぼうけしないから安心と思った私とは違って、心配性の息子は、1人で誰もいない家に入るのを怖がっていました。

「できるだけ、お母さんが先に帰るから」

と言って、できるだけ急いで帰ってきていました。

それでも、どうしても、残業になって、5分くらい遅くなった時もあったのですが、運よく、息子も予定より遅かったりして、この2ヶ月間、鍵を使うことはなかったのです……。

 

今日は、お世話になっている天狼院書店の店主の三浦崇典氏の小説『殺し屋のマーケティング』の発売日であると同時に、息子が楽しみにしていたとある本の発売日でもありました。

 

『天に向かってつば九郎』というエッセイ漫画をご存知でしょうか?

 

 

球団のヤクルトのマスコットキャラ「つば九郎」のことを書いた漫画です。

息子は、数ヶ月前に、この本に出会って以来、何回も読んでいました。

「なんだよ! ダメじゃん!」

ツッコミを入れながら、読める漫画なんですが、結構、腹黒いキャラで面白いです!

その第二弾が今日発売だったのです!

 

「早く読みたいな。欲しいな……」

朝息子はそう言っていて、自分のお小遣いで買いたいと言っていました。

「学校帰ってきたら買いに行く?」

「近所には売ってないよ」

「そっか」

私が買ってこようかと申し出たら、少し考えて、息子は、いいやと言いました。

漫画を早く手にするよりも、家に私がいた方がいいという考えのようでした。

「そっか」

 

だけど、今日、仕事を定時に上がることができました。

 

5分だけ余裕がある。

5分じゃ買えないか……。

プラス5分で、10分か。

もしも、遅くなったら、今日こそ鍵を使ってもらう練習もいいかもしれない!

 

そう思って、少し遅れるかもしれないと思いながらも、大きな書店に寄りました。

売り場に行くと、特装版と通常版がありました。

 

 

 

 

特装版は、値段が倍近くしますが、缶バッチが7つ付いているようでした!

最近、色々我慢させているからな……。

そう思って、たまには私のお小遣いから、プレゼントしようと決めました。

 

電車に乗って最寄りの駅に着くと、やはり、5分すぎそうでした。

 

鍵を開けるというミッションをどうにか乗り越えていておくれ! 息子よ!

 

そう願いながら、家路を急ぎました。

 

鍵を開けると、息子が出てきました。

「おかえり!」

嬉しそうに言われました。

「あ! ごめんね! だけど、どうしても買ってきてあげたくてさ、はい!」

本を渡しました。

「ありがとう!」

まるで、初めて鍵を開けたご褒美に、本を挙げた格好になりました。

 

息子のような慎重な子は、少しずつ少しずつ、本人が納得しながら、できることを増やして行く方が、結果的にいいような気がするのです。

そうはいっても、待ってあげられない事情や感情があるので、無理強いも時にはしますが、今日をきっかけに、少しだったら、留守番できると自信をつけてもらえたらと思いました。

 

我が家の息子にはちょっと早いですが、『殺し屋のマーケティング』面白いです!

小説なんですが、ビジネス書でもあります!

マーケティング小説!

”世界一売りづらい「殺し」をどう売るか?”

主婦の私にも、読みやすく、物語にどんどん引き込まれ、読み終わって、ビジネスにも興味が湧きました。

そして、泣けました!

ぜひ、読んでみてください!

 

今日は、大切な本たちの発売日だったなと改めて思いました!

 

殺し屋のマーケティング

殺し屋のマーケティング