涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)高1ひとりっ子男子(2024年4月現在)の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る50代ライターのブログ

今まで信じてきたものを半ば敵に回すことへの恐怖

旦那の会社が始まって

久しぶりに息子とふたりだけになりました

 

息子と私は仲が悪いわけではないけれど

何か問題があると

潤滑油的な旦那の存在が

本当に有難く感じます

 

今日からスイミングスクールが始まり

また新年早々

お互いのイライラが始まりました

 

スイミングに行きたくない息子と

行かせたい私

 

年末の振替も2回溜まっていて

それも今月中に消化してほしいけれど

もしもそれは諦めたしても

通常の週に1回は

せめて行って欲しいと思っています

 

そんなに無理にスイミングに行かせなくてもいいんじゃない?

別に泳げなくてもいいんじゃない?

とアドバイスをもらっても

 

人の何倍も時間をかけてどうにか

息継ぎなしのクロールまでできるようになったんだから

もう少し

あともう少しだけ頑張ってもらって

25mだけでも泳げるようになってから

辞めてほしい気持ちが

私の中に大きくあります

 

今辞めさせたら

私自身が後悔しそうだから

 

もう少し

もう少しだけ

頑張ってほしいのです

 

息子のためと言いながら

自分の気持ちのためだということは

わかってはいます

 

だけど

「嫌だと言ってたけれど

水にはだいぶ慣れたよね?

行って頑張ったから

夏の学校の水泳の授業も

泣かないですんだよね?」

とあたかも恩をきせるような思いも

確かにあります

 

「僕には無理だから……」

と言って寂しそうに笑う姿を

あんまり見たくなんだよ……

 

私の勝手かもしれない

間違っているのかもしれない

 

だけど

まだ息子にすべてを任せる覚悟が

すべて信じて見守る覚悟ができてないから

 

もう少しだけ

頑張ってほしいんだ

 

決められたところで

決められたことをしっかりやることで

自己肯定感のようなものを育んできた私は

やはり

その枠から息子がはみ出ることに

まだ恐怖を感じてしまいます

 

“そうじゃないんだ!

むしろ、それは間違っているんだ!”と

色々な本を読んだり

話を聞いてわかってはきても

なかなか心が納得しないのです

 

本当の意味での

“自己肯定感”が

私の中に育っていないのだと

最近気がつきました

 

それはそれは

恐ろしい気づきでした

 

今も涙が出そうになります

 

だから

もう少し時間が欲しいのです

 

今まで信じてきた学校とか世間とかを

ある意味敵に回しても

息子を自由にして

信じて見守ることが

「大丈夫」と思える勇気が

持てるまで

時間が欲しい

 

それまでは

もう少し悪あがきさせてほしいのです

 

まだ葛藤は続きそうです