涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)高1ひとりっ子男子(2024年4月現在)の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る50代ライターのブログ

3つの段ボールを分け合って……

息子と近所のショッピングセンターに

買い物に行った。

 

学校で使うものやら

食材やら

結構買って

荷物も多くなった。

 

あ! いらなくなった本を中古で売るために

段ボールが必要だった!

 

お店でいらなくなった

自由に持って行っていいものを

もらって帰るつもりだった。

 

「段ボール欲しかったけど

今日は大荷物だからやめておくわ」

そう私が言ったら

「僕が持つから段ボールもらっていこうよ」

と息子が言った。

 

適当な段ボールを3つ選んで

「どう? 持てそう?」

って聞いたらちょっと不安そうだった。

 

紐があればよかったけれど

なかったので

ちょっと持ちにくそうだった。

 

結局2つを息子が

1つを私が持って帰ることにした。

 

途中、すごく持ちにくそうだったから

「お母さんが、2つ持とうか?」

と聞いてみた。

すると

「大丈夫。僕、男だから2つ持つよ。

お母さんは、女だから1つでいいよ」

と言った。


「ちょっと重いけど、持ちやすい方がよければ

買い物袋と交換してもいいよ」

と言ってみた。

「僕は、子どもだから、あまり重いものは持てない……」

 

男とか女とか

子どもとか大人とか

都合のいい言葉を使っての発言が面白かった

そして

成長を感じた。

 

何度も持ち替えながら

最後まで2つの段ボールは弱音を吐かずに

持って行ってくれた。

 

「僕が居なかったら

お母さんが段ボールを3つ

持って帰らなくちゃいけなかったから

僕が居てよかったでしょ?」

と言ったから

「うん。ありがとう。助かったよ」

と伝えた。

 

なんてことない

この普通の会話が

ちょっと嬉しい今日の出来事でした照れ