涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)中1ひとりっ子男子の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る40代主婦のブログ

息子に「手帳」を持たせてみた!

「勉強しなさい!」とは、言わないようにしていますが、それは、命令形を嫌う息子と、命令形を人に使いたくない私との暗黙のルールだからです。

従って、それに似た言葉は言います!

「早くやることを先にやってしまおうよ!」

「勉強は先にやってから他のことをした方がいいよ!」

「はい! やるよ! よーいスタート!」(タイマーをかける)

などなど……

 

そして、私は、長時間言い続けた末に疲れ果て、息子も私の言葉をBGMに捉えているようにすら見えます。

 

“自分で計画を立て、自主的に勉強に取り組んでほしい”という思いを持ちつつも、“子どもはそもそも勉強をしたがらないんだからスケージュール管理は親がやるべき”という考えに揺れたりもしていました。

 

はてさて、我が家はどうしようか? と思っていたところ、とある本に出合いました。

 

『勉強しない子には『1冊の手帳』を与えよう!』石田勝紀・著 ディスカバー・トゥエンティワン

 

“「勉強しなさい!」と連呼するよりも数倍ラク! やるべきことを書き込み、できたら赤ペンで消す。たったこれだけで、子どものやる気がぐんぐん伸びていきます”と書いてあったので、気になって手に取ってみました。

 

パラパラとめくり、息子に手帳を持つ気持ちが少しでもあれば、ダメ元で取り入れてみようかな? と思いました。

 

一度、その本は買わずに帰り、息子と旦那に相談し、やってみよう! と言うことになりました。

 

数日前に、息子と一緒に、この本を買うのと同時に、まず最初にやることとして、「息子の気に入った手帳を買う」というミッションがあったので、手帳も一緒に買いました。

100円ショップの手帳で充分と書いてあったのですが、時期が中途半端だったからか、100円ショップでは、普通のノートしか見つけられませんでした。

自作でもよかったのですが、私のモチベーションも下がりそうだったので、思い切って、大人っぽい手帳売り場に行き、息子に選ばせたら、900円くらいの手帳を選んだので、奮発しました。

 

そして、実際に、昨日から、手帳に記入し始めました。

やることを書いて、消し込むということは、達成感もあり息子も楽しそうでした。

昨日は、「勉強をしてから、でかけよう!」という目標があったので、意外にスムーズでした。

今日は、本当は、小学校のサマースクールという自習の時間に参加する予定だったのですが、昨晩の腹痛と今朝の頭痛を理由に休んだので、家で、できる範囲で勉強しようということにしました。

思ったよりも、元気そうだったので

「この分なら勉強できそうだね。時間はかかってもいいから、今日やるべき分の勉強はやろうね!」

と声掛けし、また、いつものように

「早くやってしまおうよ」

と気がついたら私は言っていました。

 

あ! 手帳の意味がない!

 

「手帳をまず書こう! そうしたら、今日は、お母さんは、勉強のことを言わないようにする! なるべく……」

「え? なんで? 面倒くさいから?」

少し不安そうに、息子が痛いところをついてきました。

「まあ、そうね。言い続けるのが面倒なこともあるけれど、言われ続けるのも嫌だろうし、自分でやるために、手帳を持ったのだから、訓練だよ! お母さんにとっても、ユウにとっても!」

「わかったよ」

 

そして、手帳に今日やるべきことを書きました。

すると、すぐに、ごろっと横になったので、私はちょっとイラっとしましたが、今日は任せてみよう! と決めました。

 

でも……

「もう一つ言っておくけれど、夕方になって、疲れがたまってからやるよりも、午前中にささっとやってしまった方が、お母さんはいいと思うけれどね」

と付け加えてしまったのですが……

 

手帳を書いてから、1時間。

ようやく、机に向かって5つのタスクのうちの2つを終えました。

「おかあさん、丸つけお願い!」

「了解!」

 

あと3つは何時にやるかわかりませんが、軌道に乗るまでは、息子にとっても私にとっても試練かもしれないです。

 

ひとつのタスクを達成すると1ポイントとか、特別になにか達成した時はボーナスポイントを付与するとか、それを貯めたり、現金化するとか、いろいろと家庭によって方法はあるようです。

その辺りは、まだはっきり決まっていませんが、家族で相談して、いい方向に行くようにしたいなと思います!

 

また、この手帳について、進捗状況など、報告できたらと思います!

 

もしよかったら、ダラダラしやすい夏休みをきっかけにお子さんに手帳をもたせるのいかがですか?