涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)高1ひとりっ子男子(2024年4月現在)の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る50代ライターのブログ

【いい子】だった子どもの頃の自分を抱きしめてみる!

先ほど、

Facebookでシェアされていた記事

“佐賀北高校を日本一に導いた監督の

辛い悲しい過去に考えさせられる。”

という記事を読みました。


「きみは怪物を見たか」(講談社)

著者:中村計


この本の中の


第4章「もう一つの甲子園」というエピソードが

書かれていました。


ここで詳しく書くと、

ネタバレになってしまうので、

ぜひ、直接お読みいただきたいのですが、

【記事はこちら

ここでは、

私が、それを読んで感じたことを

書かせていただきます。


この記事を読んで、ズシンときましたドンッ


子育て中の母として、

我が子に対する思いが

我が子を苦しめていないか?

顧みると同時に、

自分自身が小中学生の時を

思い出しました。


自分が、小中学生の時に

【いい子】であろうと頑張るタイプだったので、

息子の【ありのまま】を受け止めるように

努力しながらも、

心の深い部分で、

もがく自分がいるのを感じますメラメラ


それがもし、我が子の命を奪うことになると思うと

怖いです・・・


頭では、

《みんなちがってみんないい》

ってわかっているし、

本当にそう思う自分もいるけれども、

我が子に対しては、

どうしても、

もっともっと、もう少しもう少し・・・


それはなぜなんだろうと

改めて考えてみましたビックリマーク


根深すぎて、核心に迫れるかどうか・・・


そう言いながらも、

ふたつのことが思い当りましたひらめき電球


ひとつは、

“不完全であることが完璧なんだ”という言葉。


私も、不完全だし、我が子も不完全。


その凸凹を愛する心の余裕がある時には、

その場で、心が満たされて、

幸せを感じられるけれど、


その凸凹を疎ましく感じる時には

どこにいっても、足りない足りないって感じて、

不幸に感じるのかもしれない。



もうひとつは、

“頑張ってきた小中学生のころの自分を

ちゃんと認めてみよう”ということ。


確かに、

だんだん、【いい子】でいることが、浸透してくると、

【いい子】でいることが当たり前で、

いいことをしても、がんばっても、

「○○ちゃんだから、できてあたりまえ。」

ちょっとでも、なにか悪いことをすると

「どうした?何かあった?」と言われます。


その積み重ねによって、

自分はいつもちゃんとしていないといけないんだって

思ってきたように思えます。


私は、小学生の時に、

欠席したにも関わらず、

先生から電話で

「みんながどうしても○○さんにやって欲しいと

言っているから、

学級委員を引き受けてほしい」

と言われたこともありました。

嬉しかったけれど、ちょっと負担でした。


中学生の時は、あまりにも

毎回、学級委員に推薦されるので、

胃の調子が悪くなり、

病院に行ったこともありました。


病院の先生に

「辛かったら、

引き受けなくていもいいんだよ。」って言われて、

涙が出たことを思い出しました。


次の委員決めの時に、

「今回は、精神的につらく、

胃の調子が悪いので、

できたら他の人になってもらいたいです。」

とみんなの前で

発表したことを思い出しました。

みんなは意外な顔をしていました。


高校生になって、

学力が同じくらいの高校に変わり、

見事に目立たなくなりました。


そして、

自分はさして頭がいいわけではないんだと、

がっかりしたのと同時に、

自由を感じ、心が楽になったことを

覚えています。


そこで、

プレッシャーから解放されたこと、

小さな挫折を感じたことが、

今から考えればよかったんだと思います。


一方で、

【いい子】の方が心配。

【いい子】はよくないって言われると、

落ち込む自分もいます。


【いい子】を目指してきた自分を

否定される気がするからかもしれません・・・



着地点を見失いました(^_^;)


でも一つ言えることは、

私は、我が子を愛しているし、

何事にも頑張っていた

子どもの頃の自分も大好きです。


大切なのは、たぶん、

「○○すべき」じゃなくて

「○○したい」というワクワクが大切ということキラキラ


勉強が好きだったらすればいいし、

学級委員だってやりたければ、

やればいい。


我が子が、周りの思いを受けて

自身が

「○○すべき」と自分を苦しめないように、

サポートできるように、

楽しみながら、

学び続けたいと思います(*^_^*)