昨日の【前編】の続きです。
昨日は、
子ども自身が自分で自分の身を守れるように
なるっていう話でした。
今日は、《実践》の話を書こうと思いますが、
その前に、
犯罪の傾向を書きます
児童を狙った犯行の多くが、
14時から19時に起こっているそうです。
非常にショッキングなのは、
中高層住宅や戸建ても含む屋内で
犯罪が起こっているそうです。
例えば、エレベーターホールや
鍵を開けて家の中に入る子どもと同時に
入ってくることも少なくないそうです
完全に防ぐことは、難しいと思いますが、
犯罪者は、顔を覚えられたくないので、
住民から挨拶をされると、
ほとんどがその場を去っていくそうです。
また、近所の人に声をかけられたり、
ジロジロ見られるのが嫌だそうです。
ドアや窓に補助錠が付いていたり、
防犯カメラが付いていたりすると
防犯の意識が高いと
犯行をあきらめるようです。
また、防犯ブザーをつけている子どもは
そうでない子どもに比べて狙われにくいそうです。
では、《実践》についてです。
①不審者と思われる人につけられていると感じた時・・・
子ども自身が、いやだなと思ったら、
【安全な場所】
(自宅、『こども110番』の場所、交番、コンビニなど)に入る。
⇒もし、相手が通り過ぎたら、
不審者じゃないかもしれないし、
それでも、気になるから、大人の人に話して、
110番してもらう。
⇒勘違いを恐れない。
できるなら、「コ」の字を書くように、
道に入ってみて、追ってきたら、不審者の可能性大。
⇒【安全な場所】へ。
②中高層住宅で、
エレベーターや階段の踊り場で、知らない人を見たら・・・
鍵を開ける前に、後ろを振り返り、人がいないか確認。
もしいたら、家に入らずに、階下に避難する。
③不審者だと思ったら・・・
顔は覚えにくいので「靴」を覚えておく。
犯人は、服は着替えるけれど、
意外に「靴」は同じものを履き続けている。
④知らない人に話しかけられて、近づかれたら・・・
1.5メートルくらい離れている。
しかし、近づかれて、離れているのに
また近づかれたら、3歩目には逃げる。
⑤後ろから肩を掴まれたとき・・・
捕まれた方の肩の腕をピンと上にあげ
クロールするように大きくターン。
小指側から腕を下に振り降ろす。
⑥胸ぐらを捕まれたら・・・
相手の小指だけを握って捻る。
⑦覆いかぶされたら・・・
犯人の両耳をもって左右に振る。
などです。
今回の講習会で感じたことは、
普段からの危険への意識を高めると同時に、
親子のコミュニケーションを
よくしておくことが大切だと思いました
子どもは、だんだん都合の悪いことを隠したり、
心配かけたくないからと、
あまり話をしてくれなくなるかもしれないけれど、
いざという時の安全基地、
相談される親でありたいと思いました