今日、午後三時過ぎ、インターホンから「ただいま」と
いつもより明らかに元気のない息子の声が聞こえました。
急いで、玄関に迎えに出ると、
息子が目に涙をためていました。
どうしたのか聞くと、
下校時に、雨が止んでいたので、
杖のように傘をついて歩いていたら、
溝にはまって抜けなくなってしまったらしい。
そして、それに気づかずに、歩き続け、
顔面から転んで、
鼻と口を打ったらしい。
見ると、鼻血も出ているし、歯茎から血も出ていました。
その血の出ている左の前歯は、曰くつきで、
二年前、幼稚園の年中の時、
幼稚園の下駄箱で、
みんなが押し合いへし合いしながら、
靴を履きかえてるとき、
しゃがみこんでいたお友達が急に立ち上がり、
息子の前歯に頭をぶつけたのです。
その時も、血は出たけど、まさかそんなことぐらいで、
ひどい怪我はしないだろうと、
医者にも行かず、様子を見ていました。
しかし、歯茎の痛みがひかなかったようなので、
数日後、歯医者に行くと、
骨は折れてないけど、
もしかしたら、歯の神経が死ぬ場合もあるので、
茶色くなったらまた来るように言われました。
神経死んじゃうこともあるのか、でも、まだわからないし…。
でも、さらに数日度、見ると、
何となく茶色くなってきたように思いました。
神経死んでませんように…
再度、歯医者に行くと、
機械を使って、神経が死んでるか検査しました。
そして
「神経死んでますね。」
「えっ、あ、はい。」
「このままだと腐ってしまい、
大人の歯にも悪い影響を与えるかもしれないから、
神経取って埋めておきましょう。」
かわいそうに息子は、
じっと10分くらい診察台で耐えました。
偉かった!
その左の前歯をまた打ったのでした(>_<)
目の前で泣いている息子を抱きしめて、
今、できることを考えました。
かかりつけの歯医者に、急患で見てもらおう。
電話すると、混んでいたようですが、
合間にみてくれることになりました。
よかった!
小雨降る中、自転車で、歯医者に向かいました。
ほとんど待たずに、診察してくれました、ありがたかったです。
レントゲンを撮り、骨の異常はないことが分かりました。
大人の歯も、だいぶ伸びてきているようで、
子どもの歯も少しぐらついているけど、
このまま、固いものは避けて様子おけばよいことになりました。
とりあえず、大事に至らず、ほっとして家路につきました。
災難でしたが、
二年前には、
泣いて嫌がり
結局、最低限しか撮れなかったレントゲンを
怖がらずに撮れたこと、
そして、母として、
躊躇なくすぐに歯医者に連れていったことを
よくやったなと思えました。
人生は何が起こるかわからない、
だから、その時できることを、精一杯すればいいんだなと
少し大げさかもしれないけど、
思った出来事でした。