涙と笑顔のあいだ

ひといちばい敏感な小学生ひとりっ子男子の子育てを通し、母として成長させてもらいながら「ライター・小説家」になる夢も諦めない40代主婦のブログ

まつり縫い

秋になったので、そろそろ息子にも長ズボンが必要と思って、去年まで履いていたのは、まだ履けるかな? と、試してみたのだけれど、もうきつくて履けなかった。

 

同じ形のワンサイズ大きいのを買えばいいかと思ったら、お腹周りの肉付きがよくなっていて、それも小さく、実際の身長よりもだいぶ大きなサイズを買うことになった。

 

よって、スボンの丈が長すぎる……。

むむむ……。

 

私は、裁縫が得意ではないので、アイロンでできる裾上げテープを百円均一のお店で買ってみた。

しかし、なるべく、長さを切らずに仮止めし、身長が伸びるとともに、丈も長くしていきたかったので、裾上げテープでは、難しく感じた。

 

うむー、あーやるしかないか!

あー、あれをー!

そう、裾上げ。

 

私の母は、裁縫が得意で、若い頃、服飾のデザイン学校に通っていたそうだ。

私が、小さい時は、たくさん洋服や小物も縫ってくれた。

買ったみたいに、いや、既製品よりも丁寧で、とても上手だった。

 

裁縫が得意な母からすると、私のおぼつかない手元は、心配だったのだろう。

私の手元を覗き込むように、大丈夫かな? という目でみられると、

「じゃあ、やってくれる?」

って、ついお願いしてしまい、私の腕を磨く機会もあまりなかった。

 

結婚してからも、毎回ではないけれど、難しいことはお願いしてしまっていた。

あまちゃんである。

 

しかし、今は、母は、目が悪くなってしまって、もう針仕事は、難しいらしい。

 

遊びに来た時に頼むわけにもいかず、しぶしぶ、自分で、まつり縫いすることにした。

 

まあ、学校の家庭科でも習ったし、できなくはない。

しかし、素晴らしい出来ではない。

 

まあ、いいか、止まっていれば。

 

幸い、息子は、そんなに出来について、うるさくはない。

走っている時に、裾が長くならなければいいと思っていると思う。

 

不器用だけど、頑張ったことがまずは大事かな。

 

ズボン一本はどうにかできて、息子も、まあ、合格点をくれた。

洗い替えのもう一本としないといけない。

 

あー、ちょっと、憂鬱。

だけど、母として、やろう。

まつり縫いを。

 

好きな音楽でも聴きながら。