涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)高1ひとりっ子男子(2024年4月現在)の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る50代ライターのブログ

続・久しぶりの息子の行き渋り

昨日の記事“久しぶりの息子の行き渋り”の続きです。

 

もうひとつの懸念事項ですが、前日にお友だちとトラブルがあったようなんです。

 

帰り際に、あるクラスメイトが持っていた体育袋を通りがかりにうっかり息子が蹴ってしまって

「すみません」

と言ったそうなんですね。

そうしたら

「すみませんとか言ってんじゃねーよ」

と言われてしまって、怒ったままどこかへ行ってしまったそうなんです。

 

そうか……

 

「わざとじゃないし、謝ったんだし大丈夫じゃない?」

そう言ったものの、息子は、まだ怒っているかもしれないと怯えていました。

「たぶん、もう気にしていないと思うし、もし、なにか嫌なことされたら、先生に相談してごらんよ」

「なんて言っていいかわからない……」

 

私は、心の中で「すみません」がよくなかったのかな? 「ごめんね」の方がよかったんじゃないかな? 相手が強すぎるのか? 息子が気にしすぎているのか? など、ぐるぐる考えていました。

 

話は聞いたし、とりあえず、落ち着いて、学校に行く準備ができるかな? と、思って私は、化粧をしに席を外したら、リビングから、息子がえずく音が聞こえてきました。

 

苦しいんだな……

 

リビングを覗くと、息子が痰だか胃液だかをゴミ箱に吐いていて、旦那が息子の背中をさすっていました。

 

「わかった。じゃあ、今日は遅刻して行こう! お母さんが、先生に話しておくから、もしも、何かあったら相談してごらんよ」

 

そう言うと、少しホッとしたようでした。

 

連絡帳に、遅刻する旨を書き、食事を促しました。

 

落ち着いて、笑顔も見えてよかったと思いました。

 

ショート避難訓練が朝一番に終わるはずなので、その後に行くことにしました。

 

教室について、息子が準備している間に、先生に、事情を話すと、相手の子は、わりと、誰にでも乱暴な言葉をよく使い、そのあとは、ケロッとしていることが多いと思うと言われました。

「もし、何かあったら相談するように話したのでよろしくお願いします」

それに、ショート避難訓練は、とりあえず、内緒でも大丈夫なことも伝えました。

「いろいろご配慮いただいてすみません。本当にありがとうございます。よろしくお願いします」

 

息子が席に着いたのを見届けて、手を振って学校を後にしました。

 

やることはやった……あとは、元気に帰ってくるのを待とう……。

 

午後、息子が帰ってくると、なんとも微妙な表情。

 

聞くと、前日のトラブルは引きずってないようだったけれど、今日は今日で、なんか文句を言ってたみたいだけど、よくわからなかったそう。

「そっか……」

私は、どうしていいかわからず

「どうしたい?」

と聞いてみました。

「もういい」

「わからなかったら、なんで怒ってるのか聞いてみたら?」

「怖くて聞けないよ」

「そっか……」

 

どこまで介入していいか変わらず

「じゃあ、もし、なにかあったら相談して、話聞くから」

と言うと、息子は頷きました。

 

最初は浮かない表情でしたが、おやつを食べたら笑顔も見れたので、とりあえず、様子を見ることにしました。

 

スッキリ解決!!

というわけには行きませんでしたが、とりあえず、いいのかな?

 

どうするのが正解か、またしてもわからないけれど、困った時に相談してもらえる環境が作れたらいいなと思います!

 

今日は、笑顔で、帰ってきますように……