「お母さん、今日、オレ、○○ちゃんを守ったよ。偉いよね?」
と、先日、息子が寝しなに言った。
よくよく聞くと、帰り道で、おじさん二人が喧嘩していたのを遠くから発見した息子が、向かいの通りに、一緒に帰っている女の子と一緒に移動したらしかった。
「へーよく気がついたね!」
「うん。だけど、オレ、すごく怖かったんだ」
「そっか! 怖いのに、よく守れたね」
そう言いながら、それは、守ったと言えるのかな? と少し、斜めから見ている私がいた。
翌日、○○ちゃんのママと会ったら
「うちの子守ってくれたみたいだね! すごいなと思って!」
と言ってくれた。
『守った』という認識を○○ちゃんも持っていてくれたことが、嬉しかった。
だけど、そのあと、息子はひどく怖がっていて、○○ちゃんはあまり怖くなかったみたいだった。
どんだけの想像力なんだ!
息子は、不安でかわいそうだったけど、危機管理能力は高いのかもしれない!