涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)高1ひとりっ子男子(2024年4月現在)の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る50代ライターのブログ

たかがハロウィン!されどハロウィン!!


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街は、もうすっかり

クリスマス仕様に変わりましたが、

一昨日、

息子の参加したハロウィンパーティの

様子を書きたいと思います。


10日ほど前に、

学校に一緒に

通っている友達を中心に、

仮装して、

参加するお友だちの家に

お菓子をもらいに回るという

ハロウィンパーティに

誘ってもらいました。


でも、息子は、

ハロウィンが

あまり好きではありません。


昨年までは、

同じ幼稚園の

面倒見の良い保護者の方が、

声をかけてくれて、

有志で、

大きめの公園で

やっていました。

一学年70人程のうち

ほとんどが参加し、

わりと大人数でした。


チェックポイントを設けて、

そこを通ると

お菓子を一個ずつもらえるみたいな

しかけまで作ってくれて、

賑やかな素敵なパーティーでしたが、

息子は、

大人数が嫌だったのか、

仮装だ嫌だったのか、

あまり楽しそうではありませんでした。


だから、今年は、様子もわからないし、

どうかなぁ?って思っていました。


案の定、

最初は「行かない」って言っていました。

「本当に行かない?」

「・・・」

「お菓子を用意する都合があるから、

じゃあはっきり断っちゃっていい?」

「もう少し待って、考える。」


また翌日聞くと、

「まだ迷ってる」

「何に迷ってるの?」

「男が一人だけだから。」

「○○ちゃんの弟がくるらしいよ。」

「そうなの?じゃあ行こうかな。

でももう少し考えさせて。」


偶然会った参加予定のママ友に、

「女の子ばかりだから迷ってるみたい」

と言ったら、

次の日、

「○○ちゃんの弟がくるから、

一緒に行こうって言われた。

だから行くことにした。」

って言ってきました。


友だちの力ってすごいですね!


そうして、この前ブログに書いたように、

100円ショップのダイソーに、

前日に、

お菓子の袋を買いに行ったというわけです(^_^;)


私も、親がお菓子を用意して、

家で待機するという

本格的?なハロウィンは初めてだったので、

ママ友に、

「お菓子は何個くらい用意するの?」

「どんな袋に入れるの?」

「インターホンが鳴るまで待機?」

「トリックオアトリートって言われた時の

リアクションに決まりある?」って質問攻め!!!


息子が心配性なんですって言ってる場合じゃないほど、

気になって聞いちゃいました(^_^;)


息子が小学校から帰ってきて、

一休みさせると

約束の時間になりました。


まずは、

お友だちの家の前まで連れて行って、

そこから、引率のママのおまかせして、

私たちは家に帰り待機する予定です。


「何順で回る?背の順?」

背の順にすると、

お友だちの2歳の妹が

一番前になってしまうので、却下。

ではその逆ということで・・・

息子が一番前になってしまいました!


ただでさえ、

どういう風に回って、

何を言うのか、

どうふるまうのか心配していたのに、

一番前になり、

不安で、涙ぐみ始めてしまいました。


頑張ってほしい気持ちと、

遊びだから、

得意な人に代わってもらってもいいような気もしていたら、

気づいたママ友が、

「じゃあ、男の子同士で後ろから行ったら?」って

言ってくれて助かりました。

息子も、どうにか落ち着き、

参加できました。


一足早く、家につき、

子どもたちがくるのを待ちました。


がちゃっと、

鍵を開けておいたドアが開いて

息子が笑っていました。


みんなそろって

「トリックオアトリート!」と言い、

私も慣れない手つきで

お菓子を配ろうとしました。


最初、

場所的に先頭にいた息子でしたが、

ふと何かに気づき、

「僕、一番最後でいいや」って

場所をあけました。

「そう?」っていって

みんなに配り終わった後、

最後に息子に渡しました。


その後、あと一軒回り、

解散するのかな?と思ったら、

最初に集まった場所で、

みんなでお菓子を食べるというのです。


普段の息子だったら、

「じゃあ僕はいいや」って感じで

家に入ると思ったのですが、

その日は、「行ってくる」って言って、

出かけていきました。


不安だったのが、

本人なりに乗り切って、

充実し、

はじけている様子が見えて

嬉しかったです♪


しばらくすると、

引率のママが送ってくれて、

息子が笑顔で帰ってきました。


「どう?楽しかった?」って聞いたら、

「楽しかった」と言っていました。

「来年もあったら行く?」って聞いたら

「うん」


それから、

どうしても聞きたいことがあったので、

聞きました。


「さっき、『僕は一番最後でいいや』って

譲ったでしょ。

なんで?」


「だって、僕のうちだから、

『どうぞ』ってした方がいいって思ったから。」


「そうか!すごいね。

おもてなしの心が感じられるね!」って言ったら、

嬉しそうに笑っていました。


たかがハロウィン、されどハロウィン。


また一つ小さな階段を登った息子の

背中が見えたように思えました(*^_^*)