涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)中1ひとりっ子男子の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る40代主婦のブログ

人類の大きなメリットとしてのHSC・HSPの存在

HSCやHSPについて、

記事を書いていますが、

私自身は、

たぶん、HSPではありません。


HSC・HSPについては、

以前の記事

【HSC(ひといちばい敏感な子)とは何か】をご覧ください。


でも、息子がHSCだと思うので、

他のお子さんを見て、

「この子もそうかな?」

と感じることはあります。


単なるHSCの母なので、

HSC・HSPについて、

自分の言葉で語るのことは

非常にむずかしく、

また

デリケートなことだと感じています。


でも、この概念を知る前に、

「この子はどこかおかしいのだろうか?」

「なぜ、他の子と違うのだろうか?」

と感じた時に、

また、

周囲の人から、

偏食やよく泣くことや

環境になじみにくいことなどを、

善意、悪意問わず

指摘されて

苦しい時に、

インターネットで検索し、

「HSC」にたどり着いた時の感激を

忘れることができません!


決めつけるのはよくないと

思いながらも、

「うちの子だけじゃなかった。」

「どう対処すればいいのか

ヒントがもらえるかもしれない!」

って

心のよりどころを得た思いがしました。


以前の私と同じように、

もしも、必要としてる人がいるのならば、

その人に届くように、

でも、慎重に

発信していきたいと思っています。


ひとつ、

HSPではない私が、

HSC・HSPに嫉妬してしまう話をさせてください。


なぜ、生きづらさと感じているHSP・HSCという

【少なからぬ少数派】が

人類の進化の中で

生き抜いているかという話です。


何度も紹介している

『ひといちばい敏感な子』の中に

こんなことが書かれていました。


生物学的にいうと、

それぞれの種は進化によって

生存に適した形になったと

考えられていますが、

大半の種には2種類の「性格」があることが

わかったそうです。


一つは、HSCのように敏感で、

ささいな情報を察知し、

全てを確認してから

進むタイプ。(少数派)


もう一つは、

大して注意を払うことなく

大胆に進んでいくタイプ。(多数派)


どうして、2種類の性格が存在するのか?


そこで本書では、

シカの例が書かれています。

一部、引用させていただきます。


「2頭のシカがおいしそうな牧草地にいます。

1頭はしばらく動かず、

敵が辺りに潜んでいないかを

確認しています。

もう1頭はすぐに草に飛びつきます。

敵がいる状況ならば、

辺りを確かめないシカは

敵に襲われ死んでしまいます。

もし、敵がいない状況ならば、

注意深いシカは草を食べ損ね、

それが続けば栄養失調や病気で

死に至ることもあるでしょう。


1つの群れに2つの戦略、

つまり2つの『種類』のシカがいることにより、

その日の状況がどうであれ、

群れの全体の生き残る確率が

高くなっているのです。」


そしてこう書かれています。


「考えてから行動する

『少なからぬ少数派』の存在は、

人類にとって大きなメリットです。


このタイプの人は、

迫りくる危険をいち早く察知するので、

そうでない人も急いで備えられ、

その興奮を楽しむことすら

できるようになります。

敏感な人は結果がどうなるかを

じっくり考えます。

立ち止まって何が起こるかを予測し、

周りに最適な戦略を立てるよう助言もできます。

2つのタイプが手を組めば、

最強のコンビになるのです。」


しかし、

スピードが速く、

利益重視の現代の世の中では、

少数派の活躍の場は狭まっていると

考察は続きます・・・

それについては、

また別の機会に書きたいと思います。


私はこれを読んで、

HSP・HSCの素晴らしさを感じました!


選ばれた

ヒーローのようにも感じました!!


でも、

おそらく

HSPと思われる旦那は、

「選ばれた人間のようで

ちょっとだけ嬉しいけど、

生きづらいから

おすすめはしない。」

とボソッと言ってました。


私は、少し知ったからと言って、

わかった気になってはいけないんだなと

反省しました。


また、知り始めたばかり、

全てはわからないかもしれないど、

理解したいという気持ちは

持ち続けたいと思います(*^_^*)


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