今、私が文章の勉強をしている天狼院書店のライティング・ゼミの、私が所属するクラスでは、5000字の記事を書いて提出する代わりに、希望すれば「目次」を提出できる。
それは、連載とか、本一冊つくるというイメージをして、全体の構成を書いて提出し、それについてアドバイスをもらうことができるというものだ。
先週は、私も、記事を書く代わりに、思いついた話の「目次」を書いて提出した。
私が、主に記事などを書く時間は、普段は、息子が学校に行っている間なのだけれど、現在は、夏休みのため、息子が宿題をやっている間に、息子の目の前でパソコンを打っていることが多かった。
だから、先週も、宿題をする息子の前でパソコンを打っていると
「何を書いているの?」
と息子が聞いてきた。
どうしようかな? と思ったけれど、さほど支障もないので、その目次を息子の前で読み上げてみた。
思いの外、食いついて、興味深そうに聞いてくれたので、驚きながらも話し切ると
「いいと思う」
と言ってくれた。
実際に、それを提出すると、「悪くはないけれど、こうした方がもっと面白いのではないか?」というようなアドバイスを講師の方にいただいた。
ああ、そうか、なるほど! ありがたいな!
そう思いながらも、なかなか落ち着いて練り直すことができないでいたけれど、数日後
「そう言えば、あの話どうだった?」
と息子に聞かれた。
覚えていてくれたんだ! とびっくりしながらも嬉しかった。
こういうアドバイスをもらったんだよと伝えたところ、
「なるほど、そうかも。僕も、その方がいいと思う」
なんて、言っていたのでおかしかった。
その流れで、今度のお母さんの話を考えよう! と息子が言いだして、でも、さすがに、息子の考えた話は提出できないなと思いながらも、とりあえず一緒にお話を考えようということになったのだ。
買い物に行く道々、私が物語の構成について質問して、息子が答えるというかたちでざっくりしたお話ができあがったのだけれど、それが、自分では全く想像できないような展開だったのだ!
まず、時代設定は、明治時代ということだった。
そして、場所は、日本。これは納得。
主人公は53歳の男性で、職業は医者。
どうやら、耳鼻科らしい。
そこに来る患者は人間ではないそうだ。
いろいろな動物が来たり、最後には、AIのようなロボットにその場を託して、主人公はどこかに帰るみたいな設定だった。
ああ、途中に23歳の女性の看護師さんが出てくるそうだけれど、お約束の美人らしい。
へー
息子は、今のところあまり作文のようなものは好きではないけれど、これだけ想像できるのだったら、口頭でも聞き取って残しておくのもいいかもしれないと思った。
本当は、自分で残してくれるのが一番好ましいけれど、押し付けるのはよくないだろうから……。
まさかの展開で、びっくりしたけれど、思いがけず楽しい時間が過ごせてよかった(^^♪