涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)高1ひとりっ子男子(2024年4月現在)の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る50代ライターのブログ

自転車の不具合

一昨日くらいから、自転車のスタンドの調子がおかしかった。

停めてあった状態から、走り出そうとした時に、スタンドが上がりきらない。

完全に壊れたわけではないけれど、接触が悪いのか、何度か、やり直して、ようやく上がる状態だった。

 

私には、そう言った不具合に遭遇すると、イライラしながら、乱暴に扱い、力ずくでどうにかしようとする癖がある。

 

今までも、それで、ペダルを踏んで蓋をあけるタイプのゴミ箱の「ペダル」を力任せに踏んで壊したり、手動のシュレッダーのハンドルを力任せに、回して折ってしまった前科がある。

 

それを、知ってか知らずか、多分、私の、その“暴力的な部分”に気づいたのか、一緒にいた友だちが

「自転車の修理に出した方がよくない?」

と声をかけてくれた。

 

あ! そうか! その手があった! なぜかその発想がその時の私にはなかった。

 

一番近い自転車屋は、修理をできる人が常駐していなくて、修理に時間がかかることで有名なところ。

 

帰りに乗って帰りたいからな……

 

時間がかかっても修理してもらうか?

今日は、そのまま帰るか?

 

恐る恐る覗くと、パンクの修理をしている人が確認できた。

直せる人はいるんだ。でも、だいぶ待つかな?

迷って、ダメ元で、修理がすぐできるか聞いてみた。

すると、ラッキーなことに、パンクの修理の手を止めて、すぐに取りかかってくれた!

 

原因を確認すると、2種類のスプレーをかけながら、調整をしてくれていた。

 

油が足りなかったのかな?

 

もう一カ所の不具合を思い出し、相談したら、それも、あっさり直してくれた。

 

「油切れですか?」

なんとなく聞いたら

「汚れが溜まっていたみたいです」

と言われた。

 

あ! 一番恥ずかしいやつだ!

 

「すみません」

いたたまれず、つい、謝った。

 

「すぐに直していただいて助かりました。ありがとうございます!」

 

停めてあったスタンドを解除し、自転車をスタートさせると、さっきまでが嘘のようにスムーズに動き出した。

 

メンテナンスって大事だな!

身近にあるものって、ちょっとした不具合でも、そのまま気にせず使ったり、力ずくでどうにかしようとしていたりするもんだ。

 

身近なものもそうだし、もしかすると、自分自身の身体や精神や感情だって、毎日の生活習慣だって、見直すことによって、ずっと暮らしやすくなることってあるかもしれない!

 

そんなことを気づかせてくれた出来事だった。

 

大きなことをしようとすると、フリーズしてしまうかもしれないから、気づいたことから、より良い方法はないか考えてみよう!

 

イライラして、力ずくで破壊しないようには、気をつけようと思うてへぺろ