涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)高1ひとりっ子男子(2024年4月現在)の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る50代ライターのブログ

伝えたいことに対する熱量と伝える向き!

何度も書いていますが

現在、ライティング修行中です!

 

毎週記事を書いて

先生が講評してくださるのですが

ある記事を書いた時に

「力作なんですが、コンテンツになりきっていないです」

という理由でHPに挙げてもらえなかったことがあります。

 

読者が読み進みたくなる文章に

なりきっていないということです。

 

私は、その記事に、かなり思い入れがあったので

すごく残念で、くやしかったんです。

 

少し時間が経ち、コンテンツになりきっていない理由を考えました。

 

ひょっとして、熱量が空回りしていたのかな?

 

そう思ってある方にお話をしました。

 

その方はほめ達特別認定講師の先輩です。

 

私たち、ほめ達認定講師は、

社団法人日本ほめる達人協会の「ほめ達検定」に登壇するためには

協会のスクリプトをしっかり自分のものにして

「伝わる」話し方ができると判断されなければなりません

 

私は、まだ勉強中で、チャレンジすら保留になっていますが

その方は、完璧に覚え、さらに、自分のものとして

「伝わる」話し方で何度も「ほめ達検定」に登壇されています!

 

その方が

「思いが強すぎてそれを全力で伝えると伝わらないって思っているんです」

とそう思うきっかけになったエピソードを教えてくれました。

 

彼が学生の頃、中島みゆきのある曲が好きになったそうです。

そして、友達に

中島みゆきっていいよね」

って言ったそうです。

すると、その友達は熱烈な中島みゆきファンだったみたいで

「そうでしょ! いいよね! 今度CD持ってくるから他のも聞いてみてよ」

と紙袋いっぱいのCDを持ってきたそうです。

そうしたら、すーっと熱が冷めてしまったそうです。

 

「だから

思いを全力でぶつけすぎると伝わらず

相手に引かれてしまうから

『ほめ達!』のことは本当にいいと思っているけれど

初めて触れる人には気持ちを抑えて伝えているよ」

と言っていました。

 

「何%くらいの熱量ですか?」

と聞いたら

「60%くらいかな?」

と言っていて

ちょっと驚いたけれど

なるほど! と思いました。

 

私は熱量が溢れすぎてダメだったんだ!

だから

今度からは、熱量を抑えよう! って

その時は納得したんです。

 

ところが

その後、受講生の仲間が書いた

溢れすぎるほどの熱い思いの文章が

絶賛されていたんです!

 

私は、本当に、びっくりしました!

正直、ずるい! って思いました。

 

だけど、一呼吸置いて、思いました。

 

ああ、彼女との違いは

その熱い思いを持つ対象が、人に共感されやすい有名なものだったんだ!

そして

本当に思いが異常なくらい溢れていたんだ!

そして、それの表現が本当に素晴らしかったからなんだと

わかりました。

 

その後、私の力不足に落ち込んでいました。

 

そして、昨日、別の友だちと話をしたときに

その思いを話す機会がありました。

 

すると

「もしかして、伝えたかったんじゃなくて

知らせたかったんじゃないの?」

と言われてハッとしました。

 

情報としてとらえられて

「ふーん」

で終わったのではないか?

とのこと……

 

悔しいけど、確かに、そうかもしれない。

 

「伝える」は情報を受け取った人が行動を起こすこと

 

「知らせる」は情報を受け取ったとしても行動が伴う伴わないは関係ない

 

と聞きました。

 

気持ちとしては「伝え」たかったはずなのですが

ちょっと腰が引けていた可能性もあり

「お知らせ」になってたかもしれません。

聞いた相手が「行動」を起こしたくなるサービスが足りなかったのかも……

 

熱量だけが問題かと思っていましたが

もしかすると

意識の「向き」かもしれません。

 

先のCDを貸してくれた彼も

たくさんのCDの中から先輩が聞きたいのだけ貸してあげるとか

「貸して」と言ってから貸していれば

気持ちは冷めなかったかもしれません。

 

先輩が60%で伝えるのも

聞き手のことを考えて「伝わる」を大事にしていますね……

伝え方として、60%でも胸にある思いはにじみでるはず! それがいいのかも!


「自分」のことを「相手」を向いて伝えるのは難しいですが

とても大切なことだと思うので精進したいと思います!