今日は、どうしても、とある銀行の、とある支店の通帳が作りたくて、電車に乗って行ってきました。
通帳を作る理由をロビーの受付の人に聞かれて、かくかくしかじかと説明し、納得してもらったので、作れることになりました。
本人確認資料を求められて、ペーパードライバー故に高すぎる本人確認資料、つまり、運転免許証を提示しました。
てっきり、その後、用紙を出されて
「こちらに記入してください」
と言われるとばかり思っていたのですが、予想に反して
「こちらに入力してください」
と端末を指し示されました。
え? これ?
そう思いながら、事前の何かの調査なのかな? などとのん気に思っていたら、それが、申し込み書でびっくりしました。
しかも、今は、印鑑がいらないみたいですね!
その流れが主流のようです。
恥ずかしながら、知りませんでした。
カードも、本人確認資料が、写真付きの運転免許証などであれば、その場で発行してくれるそうで、私も、いただくことができました!
手続きに、いちいち感動してしまいました。
「実は……」
窓口の人が話しやすかったので、12年ほど前まで、某銀行で働いていたことを話しました。
何の仕事をしていたのかなど、マニアックな話もできて、楽しかったです。
さらに、面白かったのは、最近、書店でパートをし始めた話をした時に
「前に、書店でアルバイトをしていたんです! それは、どんな書店なのですか?」
と、逆に、聞かれたので、書店なのに、ゼミとか部活が充実していること、最近、池袋の駅前にも新しいお店がオープンし、いろんなイベントもたくさんあることを伝えました。すると、
「すごく気になります」
と言ってくれて嬉しかったです。
どうしようか? と迷ったのですが、つい熱くなって、天狼院書店の店主の三浦さんの受け売りですが
「例えば、カメラの『本』を買うということは、本当に欲しいのは『本』ではなくて、『カメラが使えて思い通りの写真が撮れる自分』だったりするじゃないですか? だから、『本』を売るだけでなく、ゼミや部活があるんですよ」
という話を、銀行の店頭でしてしまいました。
すると、ますます目を輝かせて、
「興味あるので、今度行ってみます!」
窓口の方がそう言ってくださいました。
もしも、その方のREADING LIFEがさらに充実したらいいなと思いながら、店舗を後にしました。
昨日までの秋らしさとは違って、今日は、夏日で、日差しも強かったですが、その日を浴びながら、ああ、私は、「銀行」も「書店」も好きなんだなと改めて思いました。