涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)中1ひとりっ子男子の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る40代主婦のブログ

アイメイクを取り入れてみようと思った話

昨日は成人式。

私の成人式は遥か昔のことだけど、としまえんで開催されて、雪が降っていた。

 

その頃から私も就職活動のためにメイクを始めたんだけど、社会人になってからも、楽しむというよりも、義務みたいな感じで「失礼にならないように」最低限のメイクをする程度だった。

 

いつだったか、このままでいいのか不安になり、ちょっとだけメイクを学びたくなって、講習みたいなのを受けた。そこで習ったベースメイクをいまだに何十年も身だしなみとしてやっている現状がある。

 

あ、そうだ。

スキンケアに関してはなぜかとても好きで、結婚前で自分が自由に使えるお金がわりとあった時は、「イプサ」にはまって、めちゃくちゃ保湿していた。

デパートの化粧品売り場のカウンターの席に座っていると、「カルテ」を出してくれて、いろんな機械で、顔の水分や油分を測ってくれた。その時々に合った化粧品を紹介してくれて、すごく楽しかったな。

まあ、お客だからということなんだけど、大切に扱われていることがそれでもやっぱり嬉しかった。

しかし、お金が使えないと続けられなくて、傷心の中気持ちを切り替えて、今はなんとかドラッグストアで買える中で自分に合った化粧品を使っている。けれど、たまに化粧品売り場で良さげなスキンケア商品をみるとふらりと惹かれる自分もいたりする。

 

一方で、メイキャップに関してはなぜか及び腰だった。

唯一派手に化粧をしてもいいはずの結婚式でも、自分の顔が全く別人のようになるのが怖くて「つけまつげはつけなくていいです」と断ったっけ。

 

こうして振り返ってみると、別に「美」に関して全くの無関心であったわけではないのがわかってほっとしたけど、それでも「色で遊ぼう」とか思ってなかったなと思う。

 

人生も折り返しになっていることに今更ながら気づく中で、これからどう生きようか?と思ったときに、周りを見回すと、私よりも少しお姉さんたちがイキイキと暮らしていることが見えていて、とても心強い。

 

そういう方々は外見も素敵なんだけど、やっぱり、内面が滲み出ていて美しいのだと感じる。

 

自分の心にも体にも興味を持って進化しようと愛情を注いでいて、結果的に、その愛情が溢れるようにして周りの人にもいい影響を与えることができている人が素敵だなと思い、憧れる。

 

まずは自分を愛して癒すことかなぁ……

 

そう考えたときに、例えば、ガサガサしたかかとにクリームを塗るとか、マニュキュアはしないまでも爪を磨いてオイルを塗るとかそういったことで、自分の気分が上がるならしていきたいと思ったんだ。

 

その延長で、今まで手をつけてこなかった身近な秘境であるアイメイクにチャレンジしてみるのはどうだろう? と思いついた。

 

いい歳をして何を言っているんだ、と笑われるかもしれないけれど、意外に、身近に秘境っていっぱいあると思う。

 

これもちょっと恥ずかしいけれど、私はいわゆる大ヒットした映画とかほとんど観ていなくて、今年のお正月に「年内にスターウォーズを観てみようかな」と急に思ったらなんだかワクワクしてきた。

 

あの時は興味なかったけれど、やってみようかな? などと思いついたときにやってみると、見慣れた日常に、非日常が流れ込んできて、ちょっと面白いことになったりする気がする。

 

そんなことを思っていた矢先に、コンビニで見つけたファッション雑誌「大人のおしゃれ手帖」(増刊号)の付録が「大人のアイメイク3点セット」だった。

ちなみに書店で売っている通常版の付録は「眉&フェイスシェーバー」らしい。

 

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これは、アイメイクをしてみたら? の合図だわ! 勝手に、そうトキメいて購入した。

 

とはいえ、いざやろうしたら、ちょっとドキドキしてなかなかトライできず、雑誌を買ってから4日経った今日初めてやってみた。

 

そうしたら、なんか楽しかったし、思ったほど別人にならなかった笑

それでもなんか気分が上がった。

自分のことを丁寧に扱ったことで、自分自身が喜んでいたからかもしれない!

 

歳を重ねるとだんだんと「初めて」のことが少なくなってくると思う。

だけど、よーく見渡してみると、ポツンポツンとやったことないことがあって、それが宝の山に見えてきたりするから不思議だ。

 

へー私って実はこれ好きかも。

これってこんな感じだったんだ!

 

未知のことに触れた時の自分の感情の動きを俯瞰して観察することも面白かったりする。

 

とはいえ、やっぱり嫌なものは嫌で、やりたくないものはやりたくないんだなって思うこともあって、それはそれで、私も人間だなって思って笑える。

 

思うようにいかないことがあって、ため息をつきたくなることもあるけれど、クスッと笑える瞬間や心地いいなと思える時間が1日の中にいくつかあればいいかなと今思っている。