たった2年前のことなのに随分前のことのように感じる。
事務のパートがしたくて、仕事探しを応援してくれる都のセンターみたいなところに行った。
わりとすぐに仕事が決まり働き始めたものの、私の力不足と職場がどうしても肌に合わないことから早々に辞めさせてもらった。
ひどく傷ついたし、落ち込んだ。心が萎んで泣き続けた。
でもそんな私を励ましてくれる人が周りにたくさんいて、私はなんて人に恵まれているんだと心から感謝し、また泣いた。だけどそれは温かい涙だった。
ぺしゃんこになった心身が少しずつ膨らんで、自信を取り戻してきたころ、「ライター」の仕事をする機会をいただいたんだ。すごくびっくりして不安もあったけれど、ありがたく受けさせていただいた。
思いの外自分に合って、評価してくれる人もいて、幸せな気持ちで仕事を続けているとき、今度は「人はみな表現者なんだ」という魔法のような言葉をくれた敬愛する画家さんと出逢ったんだ。
表現しながら生きていいんだと自分に許可を出せたとき、目の前の景色が変わり、世界が広がった気がした。
アートがある暮らしがライフワークに加わった。
人生何があるかわからない。
悲しくてつらくて情けない日があっても、そのおかげで気づけることもあるし、変われる。
もしかすると、変わったんじゃなくて、持ってたのに使っていかなかった筋肉に気づいて使えるようになったのかもしれないし、蒔いたことを忘れていたタネに心細いながらも芽が出たのかもしれない。
2年前、履歴書に書いた自分のライフワーク「子育てハッピーアドバイザー」「ほめ達」「HSCのこと」は今も変わらず大切な活動のテーマだ。
「変わること」と「変わらないこと」どっちも大事だなと本当に思う。
意識して変えることもあるだろうし、意図的に変えないこともあるだろう。
だけど、ひょっとして、流れに身を任せ、心に響いたことの波に乗ってみたら「変わらないまま」変化を感じることができる気もするんだ。
本当に大切なものは大事に守り育てながら、軽やかに変化していく、そんな風に進化を続けていけたらいいなと改めて思った😌