涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)中1ひとりっ子男子の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る40代主婦のブログ

アドラー心理学のセミナーを受講し終わった今、思うこと

今年の3月から始まった『SMILE 愛と勇気づけの親子関係セミナー』というアドラー心理学の勉強会が、今日終わった。

コロナの影響もあって、オンラインだったり、リアルだったり、隔週だったり、ひと月に1回だったり……。

不定期だったけれど、そのおかげで逆に長く学びに触れることができていてよかったとも思っている。

 

アドラー心理学を子育てに取り入れたら?」と、息子がもっと小さいときに人に勧めてもらったこともあったのだけれど、その時は「息子は私が守らないと」という思いの中にいたから、「課題の分離」という印象が強かったアドラー心理学を学ぶ気になれずにいた。

息子がHSC(ひといちばい敏感な子)ということもあり、気持ちに寄り添うことを一番に考えていたところもあると思う。

 

それが今年に入ってから「あなたはアドラー心理学を誤解していると思うよ。せっかくだからちゃんと学んだほうがいいよ」と、ある人にそう言ってもらって、息子が思春期に入り、精神的に離れる必要を感じていたのと相まって、今が学ぶタイミングな気がして学び始めた。

 

学ぶ中で、基本的には課題というのはどちらかの課題だけれど、親子間の協力の手続きとして「共同の課題」という考えがあると知り、課題を分離した後に、手続きを経ることでサポートすることができると知ってホッとした。

 

それ以外にも、学びが多かった。

時には、テキストの一文を読んで、今までの振る舞いが思い出されて、心が痛くなることもあったけれど、今までは今までで、これからのことを考えればいいのだということにも救われた。

 

他にも「不完全であることを認める」などいろいろ、勇気づけられた。

 

この時期に学べて本当によかったと思う。

もう少し早くても、遅くても、しっくりこなかったような気がする。

学びにもタイミングがある、というか、学びたい時が学び時なのかもしれない。

 

先生と仲間のおかげで楽しく学んだけれど、もうすでに忘れていることが多いと思うから、もう一度テキストを読んだりして学び直そうと思っている。

 

講義中は、説明を聞きながらも、いろんなことを考えてしまい、ふと浮かんだ思いや疑問をつい投げかけてしまったけれど、それをみんなで共有してくれて一緒に考えてくれる時間がとても有意義で心地よかった。

 

私は、学ぶこと、それも、人と学び合うことが好きなんだなと改めて感じた。

 

今日、最後に、自分と息子のいいところを探して発表する時間があった。

 

そして、そのあとに、一緒に学んだメンバー同士で気づいたいいところを伝えあう時間もあって、それが本当に嬉しく勇気づけられた。

 

仲間にいただいた言葉はどれも尊く、ありがたいものばかりだった。

涙が出そうになった。

 

今まで生きてきたことへの労いであるとともに、これからの人生のお守りになるので、ここに書き留めておきたい。

 

【いただいた言葉】

 

きめ細やか

深く考える

探究熱心

前向き

全体を気遣う

みんなのために情報を発信する

温かい

表現力がある

新しいことに挑戦している

一緒にいて楽しい

学びの中で立てていた「問い」がよかった

自己開示できる

質問が深い

気づきをくれる

愛がある

チャーミング

 

自分で気にかけていることもあれば、思いがけない言葉もありとても嬉しかった。

 

完璧でないことを赦しながら、認めながら、それでも私という個性を大切にして、進んでいこうと思う。