この夏は、思わぬ大掃除をしました。
しかも2箇所も。
今日はそのうちの1箇所の話です。
私は、片付けが苦手です。
スッキリとした部屋に住みたいと思いつつも、ズボラな性格が前面に出てしまい、ついモノが積み上がってしまいます。
自主的に気がつくこともありますが、旦那に
「そろそろ片付けたら?」
と言われて、片付けることもしばしば……。
とはいえ、掃除はしています! と胸を張って言いたいところですが、こちらもイマイチ。
掃除機は週に2〜3回はかけますが、拭き掃除はあまりしません。
例のホコリに字が書けることもよくあります、まあそれは胸を張って言えることではないですが……。
いわゆる「丸く掃除するタイプ」です、はい。
ということは、もちろん! 浴室も浴槽や床の掃除は毎日しますが、壁の掃除はシャワーをかける程度で磨き上げは時々しかしていません!
ましてや、浴槽のエプロンを開けて掃除することなど、まず、ありません!
どうですか? ココはみなさんどれくらいの頻度で洗っているものでしょうか?
で、なぜ、年末でもないのに、ズボラな私が浴槽のエプロンを開けて掃除をしたのかというとですね、これには悲しいやんごとなき事情があったのです。
その事情とは……チョウバエの発生です。
あの、止まると羽がハート形に見えるコバエのことです。
私、実は、今年まで、いわゆる台所に発生するコバエと、浴室や洗面所に発生するチョウバエの違いよくわかっていなかったんです。
“コバエがホイホイ”っていう商品わかりますか?
これって台所に発生するコバエ、詳しくはショウジョウバエとかノミバエっていうらしいんですが、これには効くけど、浴室や洗面所に発生するチョウバエには効果ないんですって。
ある日、我が家の浴室に、チョウバエ、ハート形のハエが数匹出るようになったんです。
台所に出るハエ、ここではコバエということにしておきますが、それと同じだと思っていたので、最初、台所にいるハエがお風呂場に移動したと思っていたんですよ。
しかし日に日に数が増えてきて、おかしいな、なんか違うなってようやく思うようになったんです。
これは、台所のが移動したのではなくて、浴室が発生源なんじゃないかなって。
インターネットで「浴室 コバエ」って検索したら、コバエの正体が「チョウバエ」だということがわかりました!
じゃあ、どうしたらいいの? と思って調べたら、もしも排水溝に卵があった場合、手っ取り早く効果を出すには、お湯を流すか氷水を流すかがいいとインターネットで知ったんですね。
取り急ぎ、お湯を沸かして排水溝に向かって流しました。そうしたら、少しだけチョウバエが減りました。
しかし、全滅はしませんでした。
どうしよう。
もう少し調べると、浴槽のエプロンの裏側が発生源の場合があるとわかりました。
そして、そもそも髪の毛とか湯垢とかそういったものが溜まって汚れているところがチョウバエは好きでそういったところに卵を産むらしいと知りました。
で、私が恐怖を感じたのが、卵が孵化するまで20日くらいかかるので、数匹を放置しておくと、ある日何百匹というチョウバエに埋め尽くされることがあるということでした!
それは、まずい!
それは、怖い!
今日がその20日目なのかもしれないのです!
そういうわけで、もうこれは、浴槽のエプロンを外して掃除するしかない! ということになったのです。
しかも、その翌々日から一泊二日の小旅行に行くことになっていたので、家に帰ってきたらチョウバエが大量発生していたということだけは避けたかったのです。
掃除するだけでいいのだろうか?
そう思い見つけたのが、これ、“チョウバエコナーズ”
チョウバエに直接吹き付けても、卵とか幼虫にも、また予防にもいいそうです。
香りも石鹸の香りなので、嫌な匂いではありません。
掃除した後にこれを吹き付けておき、そして風呂場に常備しておけば完璧なはず!
その思って購入しました。
でも、まずは掃除。
恐る恐る浴槽のエプロンを外したら、あー相当ひどい汚れでした。
まずはカビキラーで大方のカビを落としてから、普通の浴室洗剤で洗いました。
手が届くところはどうにか洗えたのですが、手の届かない奥の方は無理でした。
家にあってもほぼ使わないと思いますが、こんな時に高圧洗浄機があったらいいなと思いました。
仕方ないので、シャワーの水圧でできるだけ風呂釜の下の汚れをかき出しました。
最後に60度の高温に設定し、思い切りシャワーで洗剤を流しました。
で、“チョウバエコナーズ”をかけたいところだったのですが、近所にそれはなくヨドバシカメラに配達をしてもらいました。
到着は翌日だったので、その日はそのままお風呂に入りました。
チョウバエは掃除している最中に取り逃がした3匹だけ洗面所のあたりにいましたが、夜にはどうにか退治しました。
なので、夜中の時点では0匹でした。
掃除の効果は出たかな?
汚れが酷すぎて、その汚れの中に卵や幼虫があったのかは確認できませんでした。
とりあえず翌朝までは0匹をキープできました。
翌日に"チョウバエコナーズ”が家に届いたので、またエプロンを外し吹きかけしばらくしてから水をかけました。
これで万全のはず。
安心して、旅行に行ける!
と言いつつほんの少しだけ不安でしたが、やれることはやったので、ひとまずチョウバエのことは忘れて旅行を楽しみました。
さあ、駅について家に帰る道々、本当に、チョウバエは大量発生していないだろうか、と少しだけ不安になりました。
恐る恐る玄関のドアを開けるとチョウバエはいませんでした、1匹も。
ホッとしました。
もしも、あのまま放置したら何百匹のチョウバエに部屋の中が占領されていたのかもしれないと思うとぞっとしました。
これからは、こまめに隅々まで掃除をしようと思った私でした。
みなさんも、もしも、お風呂場でチョウバエを数匹見つけたら、ちょっと排水溝や浴槽のエプロンの中を疑ってみてください。
我が家の場合、おそらくその2週間くらい前に浴室の窓の修理をガラス屋さんに頼んでいて、数時間窓が開けっ放しでした。
その時に数匹浴室に紛れ込んだのかもしれません。
なんのきっかけで紛れ込むかわからないですね。
そして、今回のことで、見えないところにも汚れは溜まっているのだと再自覚しました。
それと同じようなことなんですが、思わぬところの掃除、第二弾はまたの機会に!