涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)中1ひとりっ子男子の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る40代主婦のブログ

離任式で、息子の「恩人」を送り出しました

一昨日は離任式がありました。

 

息子が大変お世話になった先生も、この春異動になってしまったので、久しぶりの再会でした。

 

保護者は基本的には離任式に参加できないのですが、私は、現在PTAの本部役員の一人なので、PTA代表として先生に花束を送るという立場で参加できました。

 

息子が大変お世話になったS先生の他にも、5人の先生が異動されたので、計6人の先生をお送りする会となりました。

 

体育館の舞台で、代表の児童がお手紙を読み上げお花とともにプレゼントし、そのあと先生が一人ひとりご挨拶されました。

 

六人六様?のご挨拶で、ユーモアも交え、児童達への愛や応援する気持ちも感じられ、みなさん素晴らしかったです。

 

私は何度も体育館の後ろの隅で泣いてしまいました。

一番泣いたのは、息子が大変お世話になった先生がお話になっている時でした。

あとで息子に聞いたら、その時が一番グッときていたようでした。

息子は、S先生のことを「恩人」とか「大黒柱」と表現していましたから、学校生活の中で本当に心の拠り所とさせていただいていたんだなと改めて感じました。

 

現在小5の息子はHSC(ひといちばい敏感な子)の気質がありますが、今は、どうにか学校に通えています。

けれども、低学年の時は、今よりももっと不安が大きかったように思えます。

そんな息子の心の機微によく気がついてくださり「どうした? 大丈夫?」といつも優しく寄り添ってくださったことに心から感謝しています。

 

私は、離任式のあと、みんなと一緒に花道を作り、PTA代表として花束を、そして、PTA卓球部代表として寄せ書きの色紙をプレゼントしました。

たくさん伝えたいことがあったはずなのに、もう会えないかもしれないのに

「先生、本当にありがとうございました」

しか言えませんでした。

先生も、私も、真面目なタイプなので、他の保護者と他の先生たちみたいにハグとかできなかったけれど、本当はハグしたい気持ちでした。

 

連絡先も本当は交換したかったし、また会いたかったけれど、個人的に連絡をとってご迷惑をおかけしてしまうのも申し訳ないので控えました。

だけど、これからも、息子の成長を報告し、一緒に喜んでもらいたかったなって思います。

もしかしたら、運動会を見にきてくれるかな? そうしたら嬉しいな!

 

それから、息子が直接お世話になった先生ではなかったのですが、離任式に参加した児童の中に、ご自分が直接教えた児童がいない先生がいらっしゃいました。

4年間在籍していたのですが、5年生6年生5年生6年生と受け持ったので、全員が卒業してしまったようでした。

とても気さくで素敵な先生なので、在校生にも人気がありその場がしらけることなどなかったのですが、なんと、卒業した現在の中学1年生と2年生が門のところまでかけつけていたのです。

その数は50人くらいいました!

その数に圧倒されました! すごかったです!

 

先生との相性ってあって、息子が大好きだった先生も、他の子からするとそうでもなかったり、多くの子どもに人気があっても、息子にとってそうでもない場合もあります。

 

先生も人間だから、意識して贔屓するとかでなくても、よく話をする子とそうでない子もいると思いますから、本当に、これは運とかもあるけれど、だからこそ、「この先生に出会えてよかった!」と思えることは貴重なことなんだなって思いました。

 

息子が低学年の時に、親以外の信頼できる大人に出会えたことに感謝しています。

 

これからも元気に過ごしてくださればと心から願います。