涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)中1ひとりっ子男子の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る40代主婦のブログ

『名探偵ピカチュウ』を家族で観にいきました!

今日は、家族で映画を観に行きました。

観たのは『名探偵ピカチュウ』。

 

「家族3人で映画観に行くの久しぶりだねー」

って呑気に言ったら

「3人で一緒に行くのは初めてじゃない?」

と旦那に言われ、びっくりしました!

「えー! そうかな? 一緒に行ったことないかな?」

と言いながら思い返してみたのですが、息子と観に行った映画は、そう言えば、息子と2人で行ったし、旦那と息子が観た映画には私は行っていなくて……。

旦那と一緒に観た映画は『硫黄島からの手紙』(2006年)が最後でした汗

確か、体調がそもそもあまり良くない中、全体的に薄暗い感じの映画で画面に酔って気持ちが悪くなってしまったんでした……。

なんだかんだと映画に行かないまま、息子が生まれたのが2008年。

 

息子が2歳くらいの小さい頃には、電車の映画とかを私が平日に連れて行きましたね。

で、息子と映画に最後に行ったのが、『ベイマックス』(2014年)、息子が6歳の頃。

それ以降は、息子と旦那が観たいものと、私が観たいものの趣味が合わず、観に行くときは私ひとりか、息子と旦那の2人という感じだったんだと、改めて気づきました。

 

今回の『名探偵ピカチュウ』も、最初は、息子と旦那の2人で観に行く予定でした。

しかし、最近、私がひとりで『キングダム』を観に行って、『名探偵ピカチュウ』の予告をみて、ピカチュウのおじさんっぷりに興味を持ってしまい

「一緒に行きたい!」

と言って、3人での映画鑑賞が実現しました!

 

ちょっと心配だったのは、息子が感動系の映画を『ベイマックス』以降観なくなったのは、「感動して泣くと苦しいから」という理由で避けていたようだったので、今回の映画は感動系ではないのだろか? ということでした。

 

でも元々、旦那と観ると決めているのに「大丈夫?」って聞くのも気が引けて、なるようになるさと黙っていました。

 

私はというと「ピカチュウがおじさんみたいにしゃべる」ということしか知らないで観に行きました。

あらすじも知らなければ、ポケモンの名前もほとんど知らなかったのです。

 

ですが!

本当にすごく良かったです!

「知らない」ってことでより純粋に楽しめました!

何度もうるっときたり、びっくりしたり、楽しい1時間44分でした。

 

息子はというと、結論から言うと、号泣していました。

しかも、嗚咽レベル!

泣きすぎて吐きそうになってしまい、こっそりビニール袋を用意しました。さすがに吐かなかったので良かったですが……。

確かに、同じところで私も感動しましたが、私以上に心を揺さぶられたんですね。

私は息子の涙を見て、さらにもらい泣きしましたが汗

 

感動ポイントはココ! と言いたいところなんですが、ネタバレになってしまうといけないのでそれは控えておきますね。

 

だけど、息子に関して良かったなと思うのは、嗚咽レベルで号泣した後、案の定しばらくは不機嫌というか、何か話しかけたらまた涙が流れてしまう感じで、黙って背中をさするしかなかったのですが、気持ちが落ち着いた後に

「本当にすごく良かった。1万円くらいの価値がある映画だった」

と言ったんです。

まあ、映画の料金の千円も自分の稼いだお金じゃないから1万円の価値もどのくらいかわかっているか定かではないのですが、それでも、本当に感動したんだなってことがわかりました。

「また観たい?」

そう聞いたら

「家でだったら」

と言いました。

 

息子はHSC(ひといちばい敏感な子)の気質があると、本人も私も思っているんですね。

HSCは、感動系の映画に「心を揺さぶられやすい」と聞くのですが、息子もそうでした。

今回も「心を揺さぶられたこと」には変わらないのですが、そのことが嫌で避けていたのが、最近、「心を揺さぶられること」「感動すること」を極端に嫌がらなくなった気がするんです。

この映画もそうなんですが、Netflixでも感動系の短いお話を観ていましたし、私にも勧めてきました。

そのことが、息子の心の成長に思えて嬉しいのです。

 

もしかすると「泣くこと」を昔よりも肯定できるようになってきたからかもしれません。

あるいは、「涙」の種類があることがわかってきたのかもしれません。

「泣くこと」を肯定しにくい状態には、私にも多分少しの責任があって、前は、私自身が「泣くこと」を肯定できていなかったので、それが伝わっていたと思います。

私の「涙を肯定する気持ち」が息子にも伝わったのと「感動して流す涙は悪くない」と成長する中で感じられていたとしたら嬉しいです。

 

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