涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)中1ひとりっ子男子の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る40代主婦のブログ

平成最後の日に気づいた「平成」への思い

ベタではあるけれど、今日は平成最後の日なので、やはり「平成」という時代を振り返ってみたい。

 

平成元年(1989年)1月、私は高校1年生の終わりだった。

全く改元あたりの記憶がないけれど、16歳だったのだということになる。

あ、繰り返しみているからか、もちろん小渕さんが「平成」という額を持っている例の映像は覚えている。

だたその瞬間をテレビで見たのか、あとで知ったのかは全く覚えていない。

 

昭和天皇の大喪の儀をテレビで拝見したことは覚えている。

新しい時代が来たという喜びよりも、悲しみの方が強かった記憶がある。

だから、今回の改元のような少し希望を持ったような気持ちではなかったことを今思い出した。

 

「平成生まれが今度入社してくるんだって」

そんな風に新入社員のことを言ってから久しい。

けれど、その辺りから「平成生まれ」「昭和生まれ」と区別が始まって、苦笑いしながら過ごしていたけれど、考えてみれば生まれたのは「昭和」ではあるけれど、生きてきた時代は圧倒的に「平成」の時代なんだなって思うと感慨深い。

 

初恋は「昭和」だけれど、初めて彼ができたのは「平成」だし、就職したのも結婚したのも「平成」、息子を産んで母親になったのも「平成」。

 

こうして見ると、「昭和」に産んでもらい「平成」に育てられた気もする。

なんか変な例えだけれど……。

 

ああ、こうして書いてみて、「平成」に対して気持ちがようやく寄り添えた気がする。

「平成」の時間を過ごしながら、なんだか源である「昭和」に重心を乗っけていた気分だった。

「昭和」も好きだけど、なんだ「平成」も大好きだったんだなって今思えた感じ。

平成最後の日に、その実感が味わえてよかった。

 

改元だからか、ちょっと感傷的になっているのかもしれない。

 

今朝から、今日はちょっと気持ちが落ち着かないのだ。

ソワソワしている。

 

「令和」を迎える前に、「平成」に心から感謝したい。

いい時代だった。

つらく感じる時期もあったけれど、楽しい時間も多かった。

 

本当にありがとうございました。

 

具体的なことを振り返ろうと思ったけれど、31年はそれには長すぎた。

新しい元号になり、襟を正すというか、気持ちは新たなるけれど、それでも「昭和」「平成」と過ごして来た時間の続きではあるので、過去は大切にしつつ、今を生き、未来を作っていきたい。

 

そんなスタンスでいるとまた「令和」に対してもどこかぎこちなく「私は昭和の生まれの人間だから」と斜に構えてしまう可能性もあるので、そこは気をつけたい。

 

ということで、あと半日となってしまった「平成最後の日」を過ごそうと思う。