息子の人間関係が、だんだんと、複雑になってきている。
Aくんも、Bくんも、好きだけど、二人の関係があまりうまくいってないのを察して、Aくんと一緒にいるときは、Bくんに話しかけにくいとか。
C子ちゃんのことが、ずっと大好きだったけど、小悪魔的な部分が面倒になり、マニアックな話ができるD子ちゃんと話すことが楽しくなったり。
私に話してくれることなんて、多分、出来事や感情の一握りであって、息子の心の中は、もっともっと複雑なんだろうな。
誰々と仲良くしてくれたら嬉しいなとか、誰のママはちょっと話しにくいから、面倒なことにならないといいなとか、親には親の都合や思いがあるけれど、そんなこと関係なく、彼らの時間は流れていく。
遊んでいるところを見て、楽しそうだなと、私まで嬉しくなることもあれば、息子が思いの外、乱暴な言葉を使っていて、ヒヤヒヤすることもある。
どこまで、介入し、どれだけ寄り添えばよいのか、リハーサルもないまま、本番が続いていく。
親として、きっと、未熟なまま、子育てを終えることになるんだろうな。
ひとりっ子の親は、最初で最後の、その年齢の親だから、つい、力も入っちゃうけど、自分で考えることも、人の話を聞くことも、疎かにはしない程度に、力を抜きながら、一緒に成長していこう。
人の子の成長がまぶしく感じて、胸がちくっとしたけど、そんな時ほど、我が子のいいところを探して認めよう。
そう思った。