涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)中1ひとりっ子男子の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る40代主婦のブログ

悲しみ泥棒未遂!

朝から気持ちがモヤモヤしている。

 

旦那から、ある出来事を聞いたからだ。

 

ある出来事とは、旦那が、怒り、悲しい思いをしたという話。

 

しかし、聞いたとは言っても、全てのことを聞いたわけではなく、肝心な相手が言ったセリフについては

「言わないし、言うつもりない」

と言われた。

なんでだろう? と思っていたら、言ったら、自分以上に私が悲しんだり、怒ったりすると思うから、だと言う。

聞いてみないとわからないから、言ってみてほしいとも思ったけれど

「悲しみ泥棒されそうだから」

と聞いてハッとした。

 

そうだ! 私には、そういうところがある。

共感を通り越して、本人以上の感情を表に出してしまうところだ。

おそらく、本人の感情を越すことはないのだと思うけれど、表に出さないタイプの人の話を聞いた場合、本人の代わりに私がぶちまけてしまうことが、時々ある。

 

あ、まずい。

本人以上に、感情を出してしまった!

そう思った時には、複雑な顔をした本人がそこにいるのだ。

 

多分、その犠牲者は、旦那であることが多い。

 

私が「泥棒」の時が多いので、盗まれた人の気持ちは、はっきり言って想像でしかない。

けれど、「本当ならば、自分の中で時間をかけて咀嚼し、俯瞰し、整理するところを、自分でない人のペースで、掻き回されてしまうこと」は、やはり、好ましくないだろうと思う。

 

うん、きっとそうだ。

 

だけど、正直言って、モヤモヤしている。

感情に寄り添いたい思いがウズウズしている。

しかし、それは、我慢しないといけないことなんだと思う。

 

人の悲しみ、苦しみ、悩みに寄り添う時、つい、詳細を聞いて、しっかり向き合いたいと思ってしまうところがあるけれど、その本人が、どこまで、人に関わってほしいかは、それぞれだ。

 

どう気持ちを寄せたって、それは、その人の問題であり、私の問題ではないのだから……。

 

それでも、家族の問題は、とても気になる。

もっと知りたい。

 

でも、そっとしておこう。

また、本人が、その件について、また、口を開くまで。