今、働いている書店が、最近、もう1店舗増えて、その店舗にも私は出入りしている。
そこのビルは管理がしっかりしていて、セキュリティーも厳しいけれど、その分、安心感がある。
そして、とても素敵だなと思うのは、みなさん、気持ちの良い挨拶をしてくださるということだ。
ビルの受付の人、駐車場の管理の人、警備員の方、清掃員の方、そして、そのビルの他のテナントの従業員の方、みなさん、とても気持ちの良い挨拶をしてくれる。
時には、会釈だけの人もいるけれど、それでも、気持ちよく1日のスタートが切れる。
雰囲気的に「挨拶して欲しくない……」というような感じの方が多いビルもあるから、余計そう感じるのかもしれない。
「挨拶して欲しくない」っていうところでも、なるべく、こちらからは挨拶するようにはしている。
無視されることもあるけれど、返答してくれる時もあるから、まあ、いい大人として、めげずに頑張っている。
幸い、同じ職場のスタッフの皆さんは、皆さん、しっかり挨拶をしてくれる方々なので、気持ちはいい。
問題は、違うお店の知らない人だ。
まあ、考えてみれば、一歩ビルを出て、外であった知らない人には、挨拶をしないのだから、同じビルで働いている人は、他人だろ? って言われたらそうなんだけど……。
私の感覚では、山登りで、挨拶するように、私は「同じビルで働く人」は「仲間」って思っているのかもしれない。
でもそれは、個人的な感覚だから、やはり、挨拶は無理強いしてはいけないし、そもそもできないし、期待するのも求めすぎなのだろう。
それでも、やはり、私は、気持ちの良い挨拶ができる人でいたいと思う。