今朝、息子がお腹が痛いと言ったので、正直参ったなと思った。
実質月末に当たる本日5/1は、経理周りの仕事のお手伝いをしている私にとって、重要な日だったからだ。
そもそも、やることは山ほどあるのに、息子が通う小学校の「個人面談の週」で、午前中で学校が終わってしまい、放課後に息子が行ける場所もお休みだったため、いつも14:30まで働くところ、12:00で帰らせてもらう予定だった。
それだけでも心苦しいのに、その上遅刻なんてしたくなかった。
だから、言葉でも、態度でも
「お母さん、今日、仕事だから、学校に行ってほしい」
というメッセージを息子に送った。
幸いなんて言ったら息子に悪いけれど、お腹の風邪とかではなく、トイレですっきりすれば解決しそうな腹痛のようだったので、ますますプレッシャーを与えてしまった。
多分、そのせいもあって、なかなか解決しなかった。
会社に対して、申し訳ない気持ち。
息子に対して、彼の気持ちに100%寄り添えない申し訳なさ。
それらを行ったり来たりしながら、手持ち無沙汰に時間は虚しく過ぎて行った。
友達との待ち合わせ場所に遅れるだけでは済まず、学校の登校時間も過ぎてしまった。
こうなったら、もう、私が教室へ息子を連れて行くしかない状態。
それでも、ある程度の時間だったら、私は遅刻しないで会社に行ける可能性は残っていたけれど、その時間も、残念ながら過ぎてしまった。
ああ。
会社の人に、申し訳ない。
でも、息子のことも放って置けない。
できるだけ、平静を装って、息子と手を繋いで、どうにか小学校へ送って行き、そのあと小走りに駅に向かった。
電車の中で、会社の人にお詫びと報告のLINEを送った。
会社への到着は、いつもの30分遅れだった。
よって、本日、私に残された時間は、2時間のみ。
これで、どうにか最低限の仕事を効率的に行わないといけない!
スイッチが入った。
自分なりに、頭の中で計画を立てたつもりだった。
けれど、今日は「実質月末」だったのだ。
上司にあたる人から、ある指示があった。
それは、私の計画とは違うものだった。
断るわけにも行かず、説明する時間もなく、その指示に従うと、いろんなところでほころびが生じた。
それは、決して、上司が悪いのではなく、30分遅刻したところからのほころびだった。
やっぱり説明した方がよかったのかも……。
そう思ったけれど、立ち止まって反省している暇もなかった。
その時、ベストだと思ったことを、行動しながら考えて、街を走り、そのあとに不意に現れたミッションにも、どうにか対応し、怒涛の2時間を終えた。
欲を言えば、あれもこれもやりたかった。
しかし、最低限のことは、どうにかできた。
そんな時間を振り返って、大変だったなとは思う。
だけど、もしかすると、おしなべて、人生をいうのはそういうものなのかもしれないと思った。
とかく、安定とか、変わりなく続く時間とか、そういったものを求めてしまうものだけれど、瞬間瞬間、目の前の選択をし続けて、人生は作られていくのかもしれない。
ベストではなかったかもしれない。
でも、一つ一つのベターを選択したつもりだ。
疲れたけれど、なんか、やりきったと思える自分もいる。
また、明日、朝がきて、今度は、PTAの仕事が待っている。
明日は明日で、分刻みのスケジュールだ。
大変だと思うけれど、息子と自分の健康を祈りながら、眠りにつこうと思う。