息子は、慎重な性格で、マイペースなところがあるから、あまり、お友だちと大勢でわいわい遊んだりすることが小さい時からなかった。
無理やり、子どもの中に入れて遊ばせるのもよくないかな? と思ったので、無理強いしなかった。
小学校へ入っても、休み時間に、一人で散歩していると聞いて、胸がざわざわしたこともあった。
休み時間に、友だちと遊ぶようになったと聞いて、嬉しいというよりはホッとした私がいた。
息子は、おそらく、優しく接してくれる子を選んで、遊んでいるんだと思う。
幸い、優しい子が息子の周りに多く、苦手な遊びを断っても、また誘ってくれるから助かっているのだけれど……。
それでも、だんだん、周りの子も成長して、人間関係も複雑になり始めた。
「そんな断り方をしたら、もう次は誘ってくれないかもしれないよ」
そう言いたい時も出てきた。
「気に入らないことがあって、遊びから抜ける時は、せめて、『抜けるね』とか『帰るね』って言って抜けなよ! 急にいなくなると、みんな気になっちゃうからさ」
それは、言ってみたけれど、息子なりの言い分もあって、なかなか、私の気持ちは通じにくかった。
小学3年生ともなると、幼稚園の頃から、お友だちとよく遊んできた子は、一通りのトラブルを経験し、そこから何かしら学んできたように思える。
息子は、苦手なものを回避するタイプだったから、まあ、それは一つの方法ではあるとは思うけれど、トラブルにあった経験が少なく、回避しきれない不意に襲われたトラブルには弱い。
お友だちとの付き合い方。
もしも、私が教えるとすれば、おそらく、それは、私の考え方、付き合い方であって、正解ではないと思う。
だから、ああしろこうしろというのも違う気がする。
どうしたものか……。
迷った時、本屋でこれを見つけた。
学校では教えてくれない大切なことシリーズの
「友だち関係〜自分と仲良く〜」旺文社
学校では教えてくれない大切なこと 2 友だち関係(自分と仲良く)
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もしかしたら私が、語るよりも、本から学んだ方がまだいいかも!
だけど、押し付けになってしまったらよくないな。
試しに、息子を本屋に連れて行き
「お母さん、これ、興味あるんだけど、どうかな?」
と言ってみた。
「うん。読んでみる」
その日の夜、息子に、せっかく買ったから読んでみたらどうかと勧めたら、素直に読み始めた。
気に入ったようで続編の2冊も買った。
学校では教えてくれない大切なこと 6 友だち関係(気持ちの伝え方)
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学校では教えてくれない大切なこと 11 友だち関係(考え方のちがい)
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「参考になった?」
「全部は覚えられないよ」
「まあ、そうだよね。繰り返し読めばいいよ」
私も、読ませてもらったら、大人にも参考になることがたくさん書いてあった。
それは、また、おいおい紹介したいと思うけれど、こういった本も参考に、少しずつでも、色々体験しながら、人付き合いについても、学んでいってほしいと思う。