水曜日のこの時間、私は、このテーマのブログを書く比率が非常に高い!
「息子とスイミング!」
今日も、悶着後、息子をスイミングに連れていった。
母としての気持ちがグラグラ揺れて、心を鬼にすると決意したはずが、またグラグラ揺れて……。
その繰り返しだ。
今日も朝から頭痛がすると不調を訴えてた息子。
熱を測ると平熱。
今日はPTAの仕事で学校に私も行くから、とりあえず、学校に行って、もしもどうしてもつらければ保健室に行ってねと言って、送り出した。
スマホを気にしながら作業するも、連絡なく、代わりに、ママ友のスマホが鳴り、保健室に向かっていった。
発熱したらしい。
可哀想に……。
他のうちの子の体調が悪いと聞くと、素直に気遣う言葉が浮かぶのに、我が子のこととなると、ため息をつきそうになる様は、自分のことながら嫌気がさす。
結局、その子は、少し寝たら、回復したらしく、教室に戻ったと聞いて、ホッとした。
ママ友と、一緒に、教室に様子を見にいったら、息子と会った。
私の顔を見るなり
「まだ少し頭が痛いんだ」
と言った。
「うん」
そう言ったきり黙ったら
「嘘じゃないよ」
と言った。
「うん」
私の顔に、疑ってると書いてあったのかな?
信じてはいたつもりだけど、嘘であってほしかったのは確かだった。
とりあえず、学校には最後まで居られる感じだったから、普通に帰ってくるように言って、私は買い物をして家に先に帰った。
遅いお昼ご飯を食べながら、息子が帰ってきてからのことをシミュレーションした。
・熱が出て休みたいと言う場合
・熱はないが、頭が痛いから休みたいと言う場合
おそらく、この二つのどちらかになるはずだ。
熱が出ていたら、やむなし。休ませるしかない。
問題は、熱はない場合。
熱がなくたって頭痛がする場合はもちろんある。
しかし……。
熱がない場合に休ませることを考えると、自分でも不思議なくらい、苛立った。
あまりに、苛ついて、空想の中で、ものを破壊していたし、何か硬いものを食べたくなり、厚焼きおせんべいをバリバリ食べた。
このまま、息子に会ったら、言葉や態度で傷つけてしまいそうな自分が怖かった。
なんでだろう?
なんでこんなに息子が嫌がるのに、スイミングを休ませたくないんだろう?
いっそのこと、やめさせてしまえば、私だって苦しまなくて済むのに……。
旦那にLINEをして、今日、どうしても行きたくないと言ったら休ませていいと思うか、相談してみた。
何度かのやりとりの末、休む条件として「頭が痛くて休むんだから、今日は目が疲れるYouTubeとゲーム禁止。そして、スイミングは明後日に振り替える。来週は、絶対行く」と提示することにした。
息子が帰ってきて熱を測ると平熱だった。
頭はまだ痛いと言う。
「じゃあ、もし、休むならさ……」
条件を提示した。
「ちょっと考えさせて!」
そう言ってしばらくして
「行くことにする」
息子はそう言った。
そのあと、どうして、平泳ぎまで習って欲しいのかをハグしながら話した。
中学に行ったら、授業に平泳ぎがあること、だから、平泳ぎの泳ぎ方は習っておいてほしいこと、水泳以外にも、嫌でもやらないといけないことがたくさんあるから、もちろん頑張らないといけないのは先のことだけど、今やっておくと少しは楽だと思うから、嫌がってるのにやってほしいんだ! ということを話した。
そうしたら、息子は泣いていた。
私もうるっとした。
息子のためと言いながら、自分を正当化している懸念があることを認めつつ、それでも、ちょっとずるい自分をゆるした。
おやつを食べ、YouTubeを少し見て、そろそろと準備を始めた。
「本当は行きたくないけど、行くって決めちゃったからな……」
少し笑いながら息子は言った。
なんて言っていいかわからず、私も少し笑った。
「行ってくる」
ロッカーの前で後ろを振り返らずに行っていった息子。
「行くと決めたから行く」
その言葉に、成長を感じた。
私たちは、いつも同じようなところで、押し問答している親子だけど、同じようで、少しずつは、強くなっているはずだ!
まるで、らせん階段を登るように!