涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)中1ひとりっ子男子の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る40代主婦のブログ

母の私よりも手厚いケアに感謝した日

今朝、あるママ友からLINEが入った。

「今日、ミカちゃんは仕事で、ユウくんはひろばだよね? 息子も今日は行くから、安心してって言ってあげて! この前、一人で少し泣いちゃったって聞いたからさ」

 

びっくりした!

 

ひろばとは、放課後、家にまっすぐ帰らず残ってもいい、小学校の中にある部屋(居場所)のこと。

 

私は、週3回のパートの出勤日のうち、6時間授業のない月曜日は、息子にそこに行ってもらっている。

しかも、月曜日のスタッフは、近所の仲の良いママ友で、彼女のご厚意に甘えて、帰りも一緒に帰ってきてもらうので、とても安心して仕事ができるのだ。

これ以上何かを望んだら罰が当たりそうなくらいありがたいことだと思っている。

 

だけど、確かに、少々の懸念事項はあった。

最近、息子と同じ3年生が、あまりひろばに行かないというのだ。

だから、息子がひろばに行っても、ぽつんとしていたり、実際、そのスタッフであるママ友に

「本当は来たくなかったんだ」

と言って涙を流していたと聞いた。

 

そっか……。

ごめんという気持ちと、それでも、どうにか耐えてくれ! という気持ちが入り混じり、それを伝えてくれた彼女に感謝しながらも、そのことはなかったことにしたかった。

なかったことにはできないかもしれないけれど、どうにか、息子に自力で乗り切ってもらうことを祈るしかなかった。

 

そんな中の、あるママ友からのLINE。

そのママ友も、とても細やかな人で、息子の繊細さを理解して寄り添ってくれるありがたい一人だ。

 

そうか!

LINEをくれたママに話をしてくれたのは、スタッフをしてくれているいつもお世話になっているママだったんだ!

ああ! なんて、あったかい人たちに囲まれているんだろう!

なんて、幸せなんだろう!

 

私は、LINEに返信し、本当に嬉しかったこと、ありがたかったことを伝えた。

 

そして、息子を送り出す時に、いつもの仲良しのママ友にあったので、LINEがあったこと、そして、彼女に話をしてくれて、サポートしてくれたことの礼を述べた。

 

温かいママ友たちの対応に感謝しながら、ハッとしたのは、一番冷たいのは、私かもしれないということに気がついたからだった。

過保護な部分もあるけれど、自分の都合を優先してしまうところも私にはあるんだなって自覚した。

 

そして、息子を助けてもらって、一番助かったのは私なんだな。

母としての立場も守ってくれたんだな。

そう思った。

 

このお礼をどう表現したらいいのだろう?

恩返しだろうか、恩送りだろうか?

 

今の時代、母親だけが子育ての悩みを抱えてしまうことも多いと聞くし、私も、一人で奮闘していたと思っていた時期もあったけれど、悩みを打ち明けたりしているうちに、味方はできてくるのかもしれない。

世の中は、思っている以上に温かい!

 

だけど、与えてもらうばかりでなく、自分も与えられる人になりたい。

おせっかいという言葉もあるから、なかなか難しいけれど、いつでも動けるように、心のフットワークは軽くしておきたいと思う。