涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)中1ひとりっ子男子の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る40代主婦のブログ

《手探り》な日々がもたらした心の変化!

今日、ふと、思ったんですが、昨年から今年にかけて、私の生活の中に、あるキーワードが、どっしりと腰を下ろしている気がしたのです。

 

そのキーワードとは……《手探り》!

 

昨年の4月からPTAの会計の仕事が始まって、5月から6月にかけてPTA会費の集金という年間で一番ハードな仕事に取り組みました。

もちろん、前年度担当された方が説明をしてくれたのですが、PTAにマニュアルのようなものがあるようでなく、大体こんな感じでやってる! ということを、自分たちで工夫してやらないといけなくて、かなり頭を使いました。

まさに、《手探り》状態!

 

その後、9月から、今の会社で経理の仕事をさせていただいていますが、当初、ざっくりとした説明はあったものの、よくわからないことが多く、本当に、毎日が《手探り》で不安な毎日でした。

なかなか流れすらも掴めなくて、自分の力不足に涙した日もあったけれど、ようやく、少しは会社の役に立っているかな? って思える瞬間も出てきました。

 

少し大げさな言い方かもしれませんが、今まで生きてきた中で、私は、マニュアルに従ったり、慎重に石橋を叩いて渡ったり、そういった問題解決の仕方が多かったので、最近の私のように、ポンと知らない世界に放り出されてしまうような状況はほとんどなかったのです。

そして、今のような状態を苦手としてきました。

もしかしたら、苦手意識を持つ以前の問題で、怖がって近づいていなかったかもしれません。

 

例えば、何か、資格を取ったり、講師という認定をいただいても、それらの知識を持って、人前に出ることが本当に怖かったのです。

「わからないことを聞かれたらどうしよう」

「大した人物でもないのに、人の前に出るなんておこがましい」

そんな風に思って、失敗を恐れて、一歩前に出ることができなかったのです。

 

でも、形は違うけれど、今、毎日が、未知の問題との遭遇でできています。

頼まれたけれど、やったことない。

よくわからないけれど、やるしかない。

でも、そうやってある意味追い詰められて、調べたり、頭を下げて教えてもらったりして、どうにかこうにか自分の手でやってみると、あら、不思議、思っていたよりもできてしまうことってあるんだなって思ったのです。

そして、それらを重ねていくことによって、ピンチに遭遇しても、どうにかなるんじゃないかなーっていうポジティブな気持ちが生まれるようになりました。

もちろん、自分だけじゃ抱えきれないものは、助けてもらったり、それに感謝して、自分にできることは協力もしますが、なんというか、この年になっても、成長できている実感があるから嬉しいのです。

 

そうはいっても、やはり不安が募ると、胸が苦しくなります。

これからも、そんな瞬間が、いくつもいくつも出てくると思います。

でも、そんな時こそ、一つ一つこなしていけばきっと道は開けるんだろうなって思います。

 

今、この時期に、こうした試練にあっていることは、もしかしたら意味があるのかもしれない。

そんな風にも思います。

 

大した人物でないことは、重々承知ですが、自分が知っている知識が誰かの役に立つのなら、勇気を持って、一歩出ること! そういったことに対して、背中を押してもらってるのかな? なんて思ったり。

 

でも、今は、目の前の課題をこなすことで精一杯だから、思わぬハプニングをできることなら楽しみながら、成長していきたいと思っています。