涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)中1ひとりっ子男子の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る40代主婦のブログ

カウントダウンの過ごし方

お題「カウントダウンの過ごし方」

 

今日は、ブログに何を書こうかな? と、思っていたら、「お題スロット」という文字が目に入りました。

 

使ってみようかな?

初めてスロットを回しました。

 

そして、出ました!

「カウントダウンの過ごし方」

 

思い返してみると、私は、結婚する前も、結婚した後も、そのほとんどを家で過ごしています。

 

ただ、一度だけ、外で過ごしたことがありました。

 

それは、私が27歳の時でした。

 

夏に知り合って、秋に別れるという何かの歌詞に出てきそうな恋をした跡には、「大晦日にコンサートに行って、そのまま一緒に年を越そう!」と元彼と約束していたツケだけが残ってしまいました。

 

しかも、私がそのコンサートに行きたがっていたのを知った元彼が、チケットを内緒で予約してくれていたのを知らず、私は私で買ってしまっていたので、ただでさえチケットがダブっていたのに、一緒にコンサートに行く相手も失って、途方に暮れていました。

 

その時、初めて、チケットショップにコンサートチケットを売りに出すという経験をドキドキしながらして、

「あまり高い値段に設定すると、売れ残ってしまうかもしれませんよ」

と店の人に事務的に言われて、ブルブル震えながら、ほんの少しだけ、私が損するくらいの値段設定をしたら、どうにか売れてホッとしたことを覚えています。

 

残った2枚のチケットの使い方にも、迷い、コンサートに一人で行こうか? それとも、一緒に行ってくれる人を探そうか? と青い顔をしていたら、優しい友達が、

「よかったら一緒に行こうか?」

って言ってくれたんでした。

本当にありがたくて、コンサートの後も

「朝まで飲もう!」

と言ってくれて、とあるお店に入ったのでした。

 

秋に立てていた予定と違ってしまったことをふと考えてしまい、じわじわと寂しさが浮かんできましたが、今まで経験したことない、振舞われるシャンパンと升酒のワクワク感と一緒に過ごしてくれている友だちの優しさがそれを薄めくれて、どうにか切なくも楽しく、初めての外でのカウントダウンを味わったことを思い出しました。

 

ああ。

 

あの時があって、今があるんですね。

 

なんだか、しんみり。

 

つらかったけれど、私なりに精一杯だったあの頃の私も、悪くないと思います。